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松本穂香「思ったことは思ったときに伝えなきゃいけない」“人の何十倍も早く老いていく”ヒロインを演じて改めて実感したこと

もし大切な人が人の何十倍も早く老いていく難病になったら――。同名小説をもとにしたNetflix映画『桜のような僕の恋人』が全世界独占配信中だ。カメラマン志望の青年・朝倉晴人と美容師・有明美咲の、儚くも美しい“忘れられない恋”を描いた本作。「人の何十倍も早く老いていく難病」を発症する美咲を演じたのは、映画、ドラマ、CMに引っ張りだこの松本穂香さん。難しい役柄を演じた本作への思いとは――。全3回にわたってインタビューをお届けする。インタビュー2回目では、特に印象的だったシーンや本作を通じて改めて実感したことなどを語ってくれた。

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スタッフ陣も驚いた襖越しに再会するシーン

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――最初はモサッとしていてオドオドしていた晴人が、美咲に出会ってどんどん表情が明るく、魅力的になっていくのも印象的でした。

松本穂香さん(以下、松本) お芝居ってどうしても、演じている人の内面が滲み出てしまうものなんだ、というのはいろいろな現場を経て実感しているんですが、中島さん演じる晴人くんはまさに、中島さんのまっすぐさなど、素敵なところがたくさん反映されていました。そのまなざしから溢れるものとか、実は自分の芯をしっかり持っていて、それを強く信じているところとか。

――とくに印象的なシーンはありますか?

松本 全部と言いたいところなんですが……後半、襖越しに再会するところかな。
――病気のことを黙って別れを告げた美咲を、事情を知った晴人が訪ねてくるところですね。顔を見せない、返事もしない美咲に、晴人はずっと語りかけ続ける。

松本 最初はベッドの上にいた美咲が、だんだんと襖に近づくようになって、そっと襖に手を当てて体を寄せるのと同時に、晴人も同じことをする。手を当てる位置も体の角度も、なにも指導されていなかったんですが、カットがかかった瞬間、スタッフさんたちが「すごい!」「襖がないみたいだった!」とびっくりしていて。実際に映像を観たら、びっくりするくらい二人が寄り添いあっているように見えた。ああ、ちゃんと私たちは時間を共有できていたんだな、と嬉しかったです。
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