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黒柳徹子さんが仕事をする上で大切にしていること「世の中とか世間一般の常識には、慣れないほうがいい」

働く女子の先輩 黒柳徹子“好き”と生きる Vol.3

働く女子の大・大・大先輩である黒柳徹子さん。「戦後最大のベストセラー」と呼ばれ、世界35以上の言語で翻訳されている「窓ぎわのトットちゃん」、実は、1981年に生まれた女性誌「with」と同い年。2018年から始まった連載「トットちゃんのことはじめ」で、いろんな「はじめて」について語っている徹子さんに、あらためてお仕事観を伺いました。
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何かを始めるのに、「早すぎる」とか「遅すぎる」ということはない

「女優・ユニセフ親善大使」という肩書を優先させている私ですが、もちろん、みなさんが一番よくご存知なのは、テレビでの司会やクイズ番組の回答者といったタレント業になるでしょう。それに今なら一応、インスタグラマーとかユーチューバーを名乗ることも嘘ではないのかもしれません。

実は、そのほかにも、ろう者劇団を運営する「社会福祉法人 トット基金」の理事長なんていう肩書もあります。ニューヨークに行ったときに、「アメリカろう者劇団」というプロのろう者の団体の俳優さんたちが、手話で「わが町」というお芝居を上演なさって、それが素晴らしかったんです。

ぜひ日本にも呼びたいと思って、2度、「アメリカろう者劇団」を日本に招聘(しょうへい)し、日本中で公演しました。手話がブームになったのはそのときからです。

「窓ぎわのトットちゃん」の印税を活用して、ろう者の劇団を作ろうとしたときは、まず社会福祉法人にする必要がありました。当時、私が納める税金は88%でしたから、いくらトットちゃんが何百万部も売れても、税金を払った残りの金額では、劇団なんか作れるはずがありません。

せっかくの印税なのだから、なんとか上手に活用したいと思い、当時は厚さ30センチぐらいあった書類に向かって、課題を一つ一つクリアしなければならないのが本当に大変でした。

でも、「社会福祉法人 トット基金」から生まれた「日本ろう者劇団」は、日本の狂言を手話で表現するという手法が海外からも注目され、今年でこちらも40年、日本国内のみならず海外でも、ここにしかないユニークな形で、狂言の上演を続けています。「窓ぎわのトットちゃん」が今年40周年で、日本ろう者劇団も40周年。どちらもwithと同じ年なんですね。
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