ピープル
#おしゃれOLさんの憧れアイコン

海野つなみ【わたしが27歳だったころ】世の中で「こうだ」って決められているものへの疑問……人間ってもっと多様な生き物では?という思いは昔からありました

わたしが27歳だったころ。

様々な分野で活躍する大人の女性たちにも、私たちと同じ、27歳のときがありました。彼女たちが当時、何に悩み、どんな努力をしてきたのかを伺う本誌の新連載。センパイたちの経験から、素敵な大人に近づくヒントを見つけて! 

漫画家 海野つなみさん

社会に一大ブームを巻き起こした『逃げるは恥だが役に立つ』。

原作者である海野つなみさんがこの作品を手掛けたのは、彼女が40歳をすぎた時だった。「あまり売れずモヤモヤしていた」という20代、30代を経て、「みくり」と「平匡」に出会った理由。そこには海野さんがずっと模索し続けていた「多様性」というテーマがあった。
pattern_1
【PROFILE】うみの・つなみ●1970年生まれ。兵庫県出身。1989年に「お月様にお願い」(第8回なかよし新人まんが賞入選)で『なかよしデラックス』からデビュー。1997年以降は『Kiss』、『Kiss PLUS』を中心に活躍。代表作は『Kissの事情』、『回転銀河』、『逃げるは恥だが役に立つ』など。2015年に『逃げるは恥だが役に立つ』で第39回講談社漫画賞(少女部門)を受賞。

最近ハマっていることは「お菓子作り」と「物件検索」。「買えない高級物件とか、住むはずもない間取りを見て、自分だったらこうリフォームして……とかやってるうちに、溶けるように時間が過ぎます」(海野さん)

世の中で「こうだ」って決められているものへの疑問……人間ってもっと多様な生き物では?という思いは昔からありました。

子供の頃から絵を描くのが好きで、14歳から投稿を始めて、もう自分は漫画家になるもんだと思ってました。投稿していた雑誌の漫画スクールでも周りは同年代の子ばっかりだったから、部活の延長っていうか、「お互い頑張ろうね」みたいな世界で。でも早い子は中学生でデビューする中、私は大学生になってからのデビューでした。

デビュー後は順調だったのですが、大学卒業後は1年間仕事なし。そこから流浪の歴史が始まりました(笑)。『なかよし』からいきなり『mimi』で描いて、連載の話をもらった青年誌では、ネームを描いていたらその雑誌が休刊になるという経験もしました。

20代は、予定していた通りには全くいかなかったです。それこそ休刊だとか、連載途中で打ち切りだとか、思ってたようにはいかないのが人生、みたいな。でも他にやることないし、お金もないし。
次のページ>>それでも漫画家を続けられた理由  
32 件

キーワード

急上昇キーワード

新着記事

あなたへのおすすめ