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21.Jan.2020

紗栄子【小さな幸福の芽 3】「今私が思うのは、自分を大切に思ってくれる人と出会えるかどうかで、人生って大きく変わってくるということ」

紗栄子【小さな幸福の芽 3】

「私、30代になるのがすごく楽しみだったんですよ。だって、30になったら、若いからとか、女だからってことで判断されなくなると思っていたから。実際そうでしたし」と語る紗栄子さん。
30代になったこと以外に、世の中が、今までの固定観念が当てはまらない時代に突入していることも、彼女の背中を押してくれた。

「女性としてこうあるべきだとか、これをすれば幸せになれるとか、安定するとか、今までの価値観や常識が、ことごとく当てはまらない時代になっていますよね。大きな何かに寄りかかって暮らしていても心もとないし、絶対に安心で安全な場所なんて、世界中どこにもない。今私が思うのは、自分を大切に思ってくれる人と出会えるかどうかで、人生って大きく変わってくるということ。友人でも家族でも恋人でも仕事仲間でも、『本当の自分をわかって欲しい』と思えるような大事な人さえいれば、不特定多数の人に理解されなくても、仕方がないと思えるじゃないですか。私は、間違っていることは間違っていると言ってくれる大切な人が近くにいてくれる事に感謝しているし、そういう人たちから、ただ傷つけたいだけの攻撃の言葉と、何かに気づかせてくれる厳しい叱咤の言葉の違いを学びました」
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「子どもたちにも、その差をちゃんと判別できる大人になってほしい。人の言葉から、愛情があるかないかを読み取る力は、自己肯定力をつける上で必須だと思います。自己肯定力って、自分でしか養ってあげられないから。結局、自分がちゃんと幸せであること、生活の軸があること、それが一番大切で、それが一番の社会貢献なんですよね」

熊本には、’16年の熊本地震以来、定期的に訪問している養護施設がある。様々な事情で親に会えない子どもたちに、何ができるかを考えて、紗栄子さんはある時、「メイクレッスンをしよう!」と思い立った。たくさんの企業が、メイク用品を提供してくれた。メイクだけでなく、洗顔の仕方などの基本的な指導もした。

「この間、そのうちの一人の女の子が、『将来の夢はメイクさん』と言っていて、それがとても嬉しかった。物だけじゃなく、夢を与えることも支援の一つだと思いました。支援で一番大事なのはコミュニケーションなんですよ。誰かが自分のことを待ってくれているとか、次に会う約束があるとか。そのふれあいが心の支えになる。小さな子どもを抱っこしてあげること、次また会おうねって約束すること。それだけでも立派な支援なんです。綺麗事に聞こえちゃうかもしれないけれど、私は、使命を与えられて、それを達成できた時が一番幸せです。自分が満たされるだけでは幸せではないんです。みんなで幸せになりたいんです」
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