ピープル
古市憲寿「結婚の正体をさがして」

【古市憲寿があばれる君の奥様と対談】収入が不安定な人との結婚に、迷いはなかったですか?

「安定した職業」という条件を外して結婚しても、幸せになれるのか?

社会学者の古市憲寿さんが、世の女子を悩ませる"結婚"の正体を暴く!? 今回は、お笑い芸人という夢を追いかけるパートナーとの純愛を実らせた女性にインタビュー!
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【あばれる君の奥様】
本名は古張由夏さん。1985年生まれ。福島県出身。高校時代に、1学年下の後輩だったあばれる君と交際スタート。遠距離恋愛や下積み時代を乗り越えて、約10年後の2013年に結婚。看護師として働いていた由夏さんは、ブレイク前のあばれる君を精神的にも経済的にも支え続けた存在。現在は一児の母として子育てや家事に専念している。

私生活も型破りだったけど人として信頼できた !?

古市さん(以下・古)「面白いカップルですよね。今回も古張さんの肩書きが『あばれる君の奥様』(笑)。あばれる君のどこに惹かれて付き合い始めたんですか?」

あばれる君の奥様(以下・奥)「高校時代の文化祭で、彼が一人で舞台に立ってプーさんのモノマネを披露していたんです。真面目な学生が多い学校だったので、すごく面白い人がいるなと……(照)」

古「当時から人前であばれていたんですね(笑)。結婚する前、型破りな行動に困ったことは?」

奥「たくさんありました。日払いのバイト代を即座にパチンコで使い果たしちゃって、家賃を負担してくれなかったり。勝手に私のCDを売って、小銭を増やしていたり。『地球規模で考えたら小さなことじゃん』という理屈で、誕生日や記念日にケーキすら買ってくれなかったことも……」

古「見捨てたくなるようなエピソードばかりじゃないですか」

奥「でも、私の財布には一度も手を出さなかったんです! タバコを吸っていた時代も、ポイ捨てだけはしませんでしたし!」

古「人としての最低限のモラルはあったと(笑)。ただ、恋愛と結婚は別物という意見もありますよね。お笑い芸人という収入が不安定な仕事をする人と結婚することに、迷いはなかったのですか?」

奥「お金の不安はありましたが、私が看護師として働いていたので、なんとか食べていくことはできると思っていました。それに、彼はお笑いに対しては真摯に努力を続けていたんです。根が真面目なので信頼することができましたし、『いつか必ず報われる』という漠然とした自信を持っていました」

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