ピープル
古市憲寿「結婚の正体をさがして」
02.Sep.2020

【古市憲寿×田嶋陽子】「結婚しないと子ども産めないんだっけ?」の難問に挑む!―結婚の正体をさがして 拡大版―

古市憲寿【結婚の正体への道】田嶋陽子さんと試練を攻略せよ!

35歳、独身。結婚願望は低めだけど、結婚の正体を探して孤独な旅を続けてきた古市さんを救うべく、田嶋陽子さんがアドバイザーに!? 歯に衣を着せぬ物言いで話題を集めてきた二人がタッグを組めば、まさに鬼に金棒!

結婚適齢期と呼ばれるwith読者世代をモヤモヤさせる難問に挑んでもらいました。

「結婚しないと子ども産めないんだっけ?」の門

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■古市さん(以下・古) 「 僕はwith読者から悩み相談を受ける連載をしていたのですが、とにかく結婚したい女性が多かったんです。『二人のほうが経済的に安心』とか『ひとりで死にたくない』とか、理由は人それぞれですが」

■田嶋さん(以下・田) 「独身でも生活のパートナーは探せるよね。だったら、なぜ、わざわざ結婚を選ぶわけ? 結局、結婚しないとおちおち子どもを作れないから? これからシングルマザーの時代が来ると思うよ」

■古 「確かに。日本って、国際的に見ても結婚制度以外で生まれる婚外子がすごく少ないですからね」

■田 「日本では、婚外子は遺産相続のときに差別されているのが現実だし、婚外子を育てやすい環境が整っているとは言えないからね。フランスでは生まれてくる子どもの60%は婚外子だよ。

イギリスは、私が2回目に留学した40年前には、すでにシングルマザーが多かった。私の友達には子どもが3人いてね、みんな父親が違っていた。それがね、週末になると子どもの父親が3人彼女の家に集まって、みんなでパーティするんだよ。面白いでしょ。政府もちゃんとシングルマザーをケアしているし『日本もこんな風になればいいな』って、ずっと思っていた」

■古 「結婚しないで、自由に恋人を作って、好きなように子どもを産んで、別れる。そんな社会のほうが楽しそうですよね。あと何年ぐらいで日本もそうなると思いますか?」

■田 「私の経験からすると、日本はだいたい30〜40年遅れているね。自民党の政権が続く限り、法律がいつまでも変わらないから。まだ時間はかかるかもしれない」

■古 「でも、社会は少しずつ良い方向に変わっていく。そうやって期待していても大丈夫ですか?」

■田 「そうね、人権と自由を保障する憲法を変えない限り、その憲法の主張に合わせて、私たちは自分を変えていけると思うし、社会も変わっていく。希望はあります!」
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【田嶋陽子】
1941年生まれ。岡山県出身。満州や母の故郷の新潟で戦時中を過ごす。’69年、津田塾大学大学院博士課程修了。2度イギリスに留学。’76年、法政大学教授。2001年、参議院議員。還暦を過ぎてからシャンソンと「書アート」をはじめ、自分の世界をつくるべく格闘中。
【古市憲寿】
1985年生まれ。東京都出身。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。社会学者として、若者の生態を的確に描出した著書『絶望の国の幸福な若者たち』などで注目を集める。最新刊はアムステルダムを舞台に元俳優との出会いを描いた『アスク・ミー・ホワイ』。
with10月号では田嶋陽子さんと古市さんがwith読者世代をモヤモヤさせる5つの難問に挑んだり、古市さんがイガリシノブさんと対談したり。拡大版ならではの読み応えたっぷりの内容でお届けしています! ぜひご覧ください!

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イラスト/死後くん 取材・文/浅原聡 ※再構成 with online編集部
 
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