ピープル
古市憲寿「結婚の正体をさがして」
25.Mar.2018

古市憲寿さんがアドバイス!結婚して2年、仕事の都合上別居婚に…これって問題?

歯に衣を着せぬ物言いで話題の古市さんは、社会学者&ニュース番組にも出演する気鋭の論客。大好評につき、今回も迷えるwith読者と直接、対面! ズバッとアドバイスしてもらいます!
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結婚して2年。東京と名古屋の別居婚、これってありですか?

夫は名古屋の大手自動車会社の技術職で、私は東京勤務のCA。物理的に一緒に住めず、交際時から通算で2年、別居生活中。この関係って結婚生活として破綻してるの?
(CA・Dさん・29歳)
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回答:世間の目なんて無視しなよ

古 ふたりが納得してるんだったら、いいんじゃない?

Dさん(以下・D) 夫とは「各々の仕事は大事だし、しょうがないよね」って納得し合ってます。

古 問題ないなら、別に悩みじゃないじゃん。

D そうなんです。でも、夫の母親がずっと専業主婦の人で、今の私たちの関係をあまりよく思っていなくて……。

古 ふたりの問題だし、やんわりと無視したら? Dさんは今、仕事をしてて楽しいんだよね?

D はい! とっても楽しいです!念願叶って2年前から国際線のCAになれて、忙しくはなったけど充実した日々を過ごせてます。

古 聞いてる限り、やっぱり問題ない。人生100年時代だと言われてるけど、この後、旦那さんと離婚しない限り、70年も一緒に過ごすことになるんだよ。長い人生考えたら、今の別居生活はほんの一時期の話に過ぎないと思う。それにもし子どもを産むことになったら、必然的に生活スタイルも変わるはずだしね。

D 確かに、否応なく今の生活を見直さなきゃいけなくなりますね。

古 さらにいうと、毎日夫と会うのが「結婚生活」を送る上での正解とも限らない。今は月に2〜3日しか会えないんだよね? でも聞く限り、お互いに充実してそうだし、この生活スタイルも一つの結婚の形。この先CAの仕事に今ほど打ち込めなくなったときに名古屋に行けば? 英語ができて元CAっていう肩書があれば、次の転職先を見つけるのは、そう難しくないはず。

D 夫の母親もそれで納得してくれますね。

古 でも義母のために結婚してるわけじゃないでしょ。「世間の目」なんて気にする必要はないよ。
古市憲寿さん
’85年東京都生まれ。社会学者。若者の生態を的確に描出し、クールに擁護した著書『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)などで注目される。近著の『保育園義務教育化』(小学館)では、女性が置かれた理不尽な状況を描き、その解決策を示す。

イラスト/死後くん 撮影/Maciej Kucia(AVGVST) 取材・文/紺谷宏之 デザイン/attik
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