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山崎育三郎「はなうたまじり」

山崎育三郎が迫る岡崎体育の音楽のルーツ「全部照れ隠しなんです」その真意とは?

山崎育三郎【はなうたまじり】

人と会って、話して、楽しくて。思わず鼻歌を歌いたくなる。歌で心に温もりと潤いを届ける“歌うスーパー美容液”山崎育三郎さんが、「今会いたい人」と「こんなことやってみたい」ということを実現して、おしゃべりもするこの連載。 

今回のゲストは、現在、ドラマ『DCU』で共演中のシンガーソングライター・岡崎体育さん。撮影が始まると、カメラの前でおどける岡崎さんに、育さまも釣られてお茶目なポーズ。気の合うふたりは対談でも意気投合し、最後は育さまプロデュースの話まで飛び出して……!?

岡崎体育さんとパフォーマンス[後編]

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飽きられることなく、ただ死ぬまで音楽を続けたい

■山崎 岡崎さんはプロデュース能力がすごく高いなと思っていて。今まで誰も想像つかなかった視点でモノを作られている方だなーと。だから、何に影響を受けて、岡崎体育というアーティストが形成されていったのか、すごく気になります。

■岡崎 自分の音楽を築く上での一番大きな要因は生まれ育った街。僕は京都の宇治市出身なんですが、京都府民の中にはヒエラルキーみたいなものがあるんです。洛中洛外の概念で、京都市内、特に洛中と言われる御所の周りに住んでいる人たちはすごく気高くて、京都人であることへの誇りを持っている。

一方で、僕たちのような京都市外の人間は京都人であると思わせてもらえない(笑)。だから、ヒエラルキーの高い人に対してのカウンターカルチャーが根付いてる街なんです、宇治は。そこで暮らしていると卑屈になってきて、「どうせ田舎もんやしな」と、何をやるにしても照れが生じてしまう。ホントはカッコいいバンドをやりたいと思っても、自分の持ってるバックボーンがそれを良しとしない。

■山崎 良しとしない(笑)。
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