山崎育三郎【はなうたまじり】
同い年でもあり、宝塚とミュージカル、ともにステージで腕を磨いてきた明日海りおさんと育さま。この日はふたりにとってゆかりの地である、日比谷を散策する予定が、あいにく台風に!
前編では何かと共通点の多い2人が、人生で一番燃えていた時期や、明日海さんの宝塚時代について、そして後編では今後の目標や、山崎さんが思いついた野望も!? ホテルのバーラウンジで、日比谷の街を見下ろしながら語り合いました。
【明日海りおさんと日比谷で語らう】後編

“あ、ふたりでツアーしたら楽しいな”と想像が膨らんだ
■明日海 ……すっごい楽しかったです。いろんな思いでやめていく人がいると思うけど、私はやめるときも、舞台大好きだな、宝塚大好きだな、踊るの楽しいな、歌うの楽しいなっていう気持ちのまま去ることができた。
もちろん辛いこともあったけれど、お客様が喜んで拍手してくださることで全てが浄化されると思います。それに私は男役が大好きなので、それをつきつめてやれたことが幸せ。完成形にはたどり着けなかったけど。
■山崎 宝塚、男には未知の世界で憧れます。
■明日海 仲良いんですよ、みんな。先輩が後輩の面倒を見たり、後輩が先輩を見て習ったり、家族みたいな空間で。今は、そういうところからぽーんと放り出されて、ひとりでいることにも慣れなきゃいけないんだなと。

■明日海 私もナマが好きなので、また舞台ができたらいいなと。そのためにも歌の筋肉とか感覚をキープしつつ、新しいことを学んでいこうと思っています。
■山崎 今は女性キーに変えるレッスンをしているんですか?
■明日海 そうですね、私は裏声が苦手なので、できるだけ地声かミックスで歌える幅を広げていきたいなと。山崎さんは普段、ドラマのお仕事が続くと歌わない日もあるんですか?
■山崎 僕は毎週ラジオのレギュラー番組で弾き語りのコーナーがあるし、移動中の車でも歌ってるし、歌うのが好きなので、いつでも歌ってるんですよね。
■明日海 山崎さんのコンサート、拝見しました。歌に込める想いやお客様への愛がひしひしと伝わってきました。