ピープル
山崎育三郎「はなうたまじり」
16.Feb.2021

山崎育三郎×池井戸潤「見たことないのにあの物語を書いていたんですか?」育さまも驚いた『下町ロケット』秘話【連載 はなうたまじり】

山崎育三郎【はなうたまじり】

人と会って、話して、楽しくて。思わず鼻歌を歌いたくなる。歌で心に温もりと潤いを届ける“歌うスーパー美容液”山崎育三郎さんが、「今会いたい人」と「こんなことやってみたい」ということを実現して、おしゃべりもするこの連載。 

「いつかお話ししたい!」と念願していた作家・池井戸潤さんは、育さまのドラマ出世作となった『下町ロケット』の原作者。育さまがドラマに挑戦した想いや「ここを経験したらもう何も怖くないよ」と言われたという『下町ロケット』の撮影話について語り合います。

【作家・池井戸潤さんと「つくる」を語る】

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山崎さん:ジャケット¥60000、トラウザース¥30000/semoh(comcode showroom) その他/スタイリスト私物 池井戸さん:すべてご本人私物

PROFILE

池井戸潤

1963年岐阜県生まれ。’98年、『果つる底なき』で江戸川乱歩賞、2010年、『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞、’11年には『下町ロケット』で直木賞を受賞。「半沢直樹」シリーズ、「花咲舞」シリーズ、『民王』『七つの会議』『陸王』など映像化作品多数。最新刊は講談社文庫『新装増補版 花咲舞が黙ってない』。

山崎育三郎

1986年東京都生まれ。朝ドラ『エール』での出会いを経て生まれた森山直太朗さん作詞・作曲の『君に伝えたいこと』が絶賛発売中。2021年、35歳を迎えての初ステージとなるミュージカル『モーツァルト!』は、いよいよ4月8日から東京・帝国劇場で幕開けです!

挑戦すれば、30代からでも自分の世界は広げられる

■山崎 先生にお目にかかるのは、もしかしたらドラマ『下町ロケット』(2015年放送)の打ち上げ以来かもしれません。

■池井戸 そうですね。確か、その席で歌を披露しておられたような……

■山崎 そうです! ドラマのプロデューサーに「歌ってくれ」と言われて、すごく広い会場で、同じく出演していた石井一孝さんと『レ・ミゼラブル』の「民衆の歌」を。『下町ロケット』は、僕にとってはテレビの世界にチャレンジした最初の連ドラだったんです

■池井戸 ああ、そうだったんですか。

■山崎 12歳のときにミュージカルでデビューしてから、29歳までは基本、ミュージカルだけをやっていたんです。だから、当時はテレビの世界は右も左もわからない状態で……。でもその頃、僕としても、ミュージカルに出させていただきながら、ある特定の場所だけで盛り上がってはいるけれどなかなか広がっていかないなという思いを抱えていたんです。大先輩では、市村正親さんや鹿賀丈史さんといったミュージカルと映像の両方で活躍する方がいらっしゃるんですが
■池井戸 おふたりとも、劇団四季時代からの大スターですよね。

■山崎 はい。池井戸さん原作の作品だと、やはり先輩の石丸幹二さんが『半沢直樹』に出演されていましたよね。僕らの世代でも、誰かが新しいチャレンジをしない限り壁は壊せないだろうなと感じていて……。

ドラマに挑戦することで新しい自分に出会いたかったし、またテレビで僕を知ってくださった方が劇場にたくさん来てくださったこともあって、これでさらにミュージカル界も盛り上げていけるな、と。だから、『下町ロケット』は一生忘れられない、大事な作品になりました。
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