仕事に恋愛に趣味に育児に……とめまぐるしい日々。ふと「なんだか疲れたなあ……」と感じたとき、みなさんはどうやって自分の心を労わっていますか?
何か決定的な原因があった訳ではなくても、突然頑張れなくなる日ってありませんか? そんなときに、寄り添える存在でいたい。
そんな思いから始まった本連載では、今をときめく人物のインタビューを通して、心がふわっと軽くなる言葉や、明日から頑張るエネルギーをチャージできるようなエピソードをお届けしていきます。
2021年の幕開けは、歌舞伎俳優・尾上松也さんの登場です。
テレビドラマ『半沢直樹』をはじめとする話題作での存在感が際立った、松也さん。
これまでのインタビューでは、久々の歌舞伎座公演への抱負、その見どころから、コロナ禍を経験したこの1年のなかでの心境の変化、仕事への向き合い方やオフの過ごし方、はたまた未来への思いなどを、たっぷり伺ってきました。
第4回の今回は、その最終回となります。職場の先輩や後輩との付き合い方のヒントになりそうな松也さんの体験談をお届けします!
▼過去のインタビューはこちらからチェック
第1回目「歌舞伎俳優・尾上松也さんが憧れの上司に…!」
第2回目「松也さんの"不動の癒やし"とは?」
第3回目「“IMY”が目指すのは日本から演劇を輸出すること」
何か決定的な原因があった訳ではなくても、突然頑張れなくなる日ってありませんか? そんなときに、寄り添える存在でいたい。
そんな思いから始まった本連載では、今をときめく人物のインタビューを通して、心がふわっと軽くなる言葉や、明日から頑張るエネルギーをチャージできるようなエピソードをお届けしていきます。
2021年の幕開けは、歌舞伎俳優・尾上松也さんの登場です。
テレビドラマ『半沢直樹』をはじめとする話題作での存在感が際立った、松也さん。
これまでのインタビューでは、久々の歌舞伎座公演への抱負、その見どころから、コロナ禍を経験したこの1年のなかでの心境の変化、仕事への向き合い方やオフの過ごし方、はたまた未来への思いなどを、たっぷり伺ってきました。
第4回の今回は、その最終回となります。職場の先輩や後輩との付き合い方のヒントになりそうな松也さんの体験談をお届けします!
▼過去のインタビューはこちらからチェック
第1回目「歌舞伎俳優・尾上松也さんが憧れの上司に…!」
第2回目「松也さんの"不動の癒やし"とは?」
第3回目「“IMY”が目指すのは日本から演劇を輸出すること」
連載「水曜夜は、癒やされたい」
スペシャルムービー「もしも、尾上松也さんが職場の上司だったなら……」公開!
今回は松也さんに「憧れの上司」に扮していただき、オフィスの様々なシチュエーションを想定して撮影を行いました。松也さんに電話対応していただいたり、エレベーターで遭遇したり……。
そして、なんと、「もしも、尾上松也さんが職場の上司だったなら……」をテーマにスペシャルムービーが完成!
with読者から募集した「実際にオフィスでときめいたエピソード」をもとに作ったシーンを実現していただきました。
松也さんがとっても素敵に演じてくださったムービーに、ぜひ癒やされてくださいね。
動画は記事の最後にて!
そして、なんと、「もしも、尾上松也さんが職場の上司だったなら……」をテーマにスペシャルムービーが完成!
with読者から募集した「実際にオフィスでときめいたエピソード」をもとに作ったシーンを実現していただきました。
松也さんがとっても素敵に演じてくださったムービーに、ぜひ癒やされてくださいね。
動画は記事の最後にて!
それでは松也さんのインタビュー、スタートです!
大人になってもご指導していただける。それはありがたい環境

――歌舞伎の世界は上下関係がしっかりしているイメージがありますが、最終回は松也さんが先輩や後輩とのお付き合いで大切にしていることを教えてください。
松也 先輩によってご指導の仕方などが違います。正直、20代前半の頃はその厳しさを素直に受け止められない頃もありました(苦笑)。ですが歌舞伎の舞台に今こうして立つことができているのは、先輩方が代々後輩へと頑張ってつないできてくださったからこそ。その先輩方の頑張りがなければ今の我々はないと、改めて気づかされることがとても多いです。
――厳しくご指導されることもあるんですか?
松也 いくつになっても初役を勤(つと)めるときというのはそのお役では新人ですので、大役を初めてさせていただく際には必ず先輩方に教えていただきます。新人という意味ではいくつになっても厳しく指導していただきますから、緊張感をもってやることは大切ですし、その都度初心にかえるという事は大切だと思っています。
――「厳しい=育ててもらっている」という感覚でしょうか。
松也 ご指導いただける機会は、年齢を重ねるほど少なくなりますから、そういう環境があるというのはありがたいですし貴重だと思います。日々、間違った方向に行っていないかを自分自身で判断しなければなりませんが、一人では気づくことができないことはたくさんあります。また、気が緩みそうになったとき、先輩に教えていただくことで身が引き締まり、初心に戻ることもできます。そうした機会に感謝できるようになると、自分の至らないところを認識することもでき、先輩からのご指導を自分のプラスとして考えられるようになるのではないでしょうか。
松也 先輩によってご指導の仕方などが違います。正直、20代前半の頃はその厳しさを素直に受け止められない頃もありました(苦笑)。ですが歌舞伎の舞台に今こうして立つことができているのは、先輩方が代々後輩へと頑張ってつないできてくださったからこそ。その先輩方の頑張りがなければ今の我々はないと、改めて気づかされることがとても多いです。
――厳しくご指導されることもあるんですか?
松也 いくつになっても初役を勤(つと)めるときというのはそのお役では新人ですので、大役を初めてさせていただく際には必ず先輩方に教えていただきます。新人という意味ではいくつになっても厳しく指導していただきますから、緊張感をもってやることは大切ですし、その都度初心にかえるという事は大切だと思っています。
――「厳しい=育ててもらっている」という感覚でしょうか。
松也 ご指導いただける機会は、年齢を重ねるほど少なくなりますから、そういう環境があるというのはありがたいですし貴重だと思います。日々、間違った方向に行っていないかを自分自身で判断しなければなりませんが、一人では気づくことができないことはたくさんあります。また、気が緩みそうになったとき、先輩に教えていただくことで身が引き締まり、初心に戻ることもできます。そうした機会に感謝できるようになると、自分の至らないところを認識することもでき、先輩からのご指導を自分のプラスとして考えられるようになるのではないでしょうか。