ピープル
水曜夜は癒やされたい
06.Jan.2021

歌舞伎俳優・尾上松也さん「“IMY”が目指すのは日本から演劇を輸出すること」【水曜夜は、癒やされたい vol.16】

仕事に恋愛に趣味に育児に……とめまぐるしい日々。ふと「なんだか疲れたなあ……」と感じたとき、みなさんはどうやって自分の心を労わっていますか?
何か決定的な原因があった訳ではなくても、突然頑張れなくなる日ってありませんか? そんなときに、寄り添える存在でいたい。
そんな思いから始まった本連載では、今をときめく人物のインタビューを通して、心がふわっと軽くなる言葉や、明日から頑張るエネルギーをチャージできるようなエピソードをお届けしていきます。

2021年の幕開けは、歌舞伎俳優・尾上松也さんの登場です。

テレビドラマ『半沢直樹』をはじめとする話題作での存在感が際立った、松也さん。
今回のインタビューでは、久々の歌舞伎座公演への抱負、その見どころから、コロナ禍を経験したこの1年のなかでの心境の変化、仕事への向き合い方やオフの過ごし方、はたまた未来への思いなどを、たっぷり伺いました。
全4回にわたって、職場の先輩や後輩との付き合い方のヒントになりそうな松也さんの体験談や、歌舞伎初心者に向けての鑑賞のコツもお届けします! 今回は第3回目となります。

▼過去のインタビューはこちらからチェック
第1回目「歌舞伎俳優・尾上松也さんが憧れの上司に…!」
第2回目「松也さんの"不動の癒やし"とは?」

連載「水曜夜は、癒やされたい」

スペシャルムービー「もしも、尾上松也さんが職場の上司だったなら……」は次回公開予定!

今回は松也さんに「憧れの上司」に扮していただき、オフィスの様々なシチュエーションを想定して撮影を行いました。松也さんに電話対応していただいたり、エレベーターで遭遇したり……。

そして、なんと、「もしも、尾上松也さんが職場の上司だったなら……」をテーマにスペシャルムービーが完成!
with読者から募集した「実際にオフィスでときめいたエピソード」をもとに作ったシーンを実現していただきました。
とっても素敵に演じてくださったのでムービーの公開をお楽しみに!
(※ムービーは松也さんインタビューの最終回となる「vol.17」で公開予定)

それでは松也さんのインタビュー、スタートです!

柔軟だからこそ続いてきた、伝統芸能のチカラ

――前回、「歌舞伎は演目のジャンルが豊富」と教えていただきましたね。

松也 それが歌舞伎の大きな魅力の一つだと思います。古典作品や驚くほど現代的な物語、また、どなたにもわかりやすい内容の作品もあれば、僕たち歌舞伎役者でさえわかりにくい演目も……。

――プロにもわかりにくい演目があるんですか?

松也 芸の継承として大切にしたい作品や、後世に伝えるべき作品などの中には、そうした演目もありますね。ですが、歌舞伎の一ヵ月公演のプログラムは、いわゆる「見取(みどり)狂言」というスタイルが多く、幅広いお客様に楽しんでいただけるラインナップになっています。

――1つの作品を最初から最後まで全幕上演する「通し狂言」に対して、見取狂言は複数の作品の見どころを集めたものですね。

松也 はい。お芝居の公演は、昼の部と夜の部でも同じ1作品の上演が一般的ですが、歌舞伎ではそれぞれに演目が異なります。また1つの部は、オープニングは華やかな舞踊で始まり、次は一転、カジュアルな内容のお芝居となり、最後は重厚な古典作品が上演されるといった公演もあります。コロナ禍の影響でしばらく1部1演目のみの上演でしたが、現在歌舞伎座で公演中の『壽 初春大歌舞伎』は1日3部制で、各部2演目が上演されています。

――松也さんは第一部の「壽浅草柱建」にご出演ですね。そして歌舞伎座だけで、今月は毎日計6演目が上演。たしかに“ジャンルが豊富”ですね。

松也 歌舞伎は、とても多様で柔軟な演劇です。だからこそ、長く残ってこれたのだと思います。他の伝統芸能とも影響し合ってきましたし、現代では『ONE PIECE』や『風の谷のナウシカ』といった漫画原作も新作歌舞伎に。この柔軟性もご注目いただきたい点です。
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提供/松竹株式会社
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