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スペシャルインタビュー

【寺島しのぶ】若さや見た目の綺麗さが、人としての価値ではない。勝負できる自分であるために、40代の今思うこと。

人間関係
with2022年5月号「輝き続けるあの人の秘密」に登場した寺島しのぶさん。今回は、誌面に掲載しきれなかったエピソードを3回にわたってご紹介します。最後となる第3回は、大人の女性の魅力について。

自分軸に自信を持つことが大切

お母さまから譲り受け、今回の取材日(22年3月)に初めて袖を通したというブルーの着物。「そろそろ似合う年頃かなというのと、今日は眞秀の舞台の初日でもあるので」と初尽くしで合わせたという寺島さん。着物を凛と着こなす姿には、大人の女性としての魅力が漂います。

「日本人って、すごく年齢を気にしますよね。私も女優としては役を見つけにくい年齢になったかなと感じることはあるけれど、一人の人間として、女性としての価値は、若さや見た目の綺麗さだけではないと思うし、そこだけじゃなく勝負できる自分でありたいと思っています。それこそ、フランスに学べ! です。

最近は、世界的にも細すぎのモデルさんはよくないという流れもあるし、美の基準が変わってきていますよね。日本でも男女平等、いろんなジェンダーも認められるようになってきて、今まである枠組みや価値観が取っ払われつつあるのは、いい傾向だし、いい時代になってきたなと感じています」
 

40代のいま、感じること

女性として、母として、パワフルな寺島さんだが、こんな本音もチラリ。

「とはいっても、年齢を重ねて弱気になることもあるし、体力だって昔みたいに上手くいかない。これからもっと、いろんなことが不自由になっていくのだろうなと分かりながら、自分がこの状態でいいんだといえるモチベーションを維持するのは難しくもあるんですけど、それでも〝寺島しのぶ的〟な生き方を全うしたいという想いが強いんです。ただの格好付けなだけかもしれないけれど、それは何か、格好いい生き様ってどんなだろうと、常に模索しています。

20代の頃は自信もないから自分のことだけで精一杯。30代を経ていまは、いろんなことが受け入れられるようになってきて、ローランじゃないけれど、ちょっと俯瞰で物事を見ている自分がいます。私に付随する人がいかにできるか、現場は上手くまわっているか、損得の差は生じていないか……と、目がいくようになって、幸せの範囲が広がってきた感じです」
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