ピープル
小島慶子「令和女子のための新・教養」
22.Dec.2019

その〝意識ポリス〟はあなたを幸せにしてくれていますか?【小島慶子の令和女子のための新・教養】

オトナになるって楽しい!小島慶子の令和女子のための新・教養【Vol.3】

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意識高い系って、どことなく上からマインドを漂わせたいけ好かない若者、って感じでしょうか。with読者の皆さんも、ちょっと真面目なことを言ったりして「意識高い系」認定されたらめんどくさいな、と思うことがあるかもしれません。

自ら茶化して「意識高いから蜂蜜ドリンク飲んでるー」などとツイートしているのもよく見かけます。誰の中にもいるんですね、〝意識ポリス〞が。

向上心があるかのように振る舞っているけれど中身が伴っていなかったり、調子のいいことを言って目上の人に引き上げられ、スイスイ世渡りしていく〝人たらし系〞のコミュニケーション勝者たち。意識高い系の人々には実際、ある程度の知識があり、それを巧みに表現して周囲よりも有利な条件を手に入れているので、揶揄(やゆ)する側には嫉妬もあるでしょう。

それにしても、意識ポリスがパトロールをしている中で暮らすのは息が詰まるでしょう。自分だって心の中のポリスに取り締まられているわけですからね。

かつて今でいうところの意識高い系学生の一人としてマスコミ就活をしていた身からすると、若いときは多少痛々しくても意識高いぐらいでいいんじゃないかと思います。世の中のことに関心を持ったり、自ら行動して社会に関わろうとすることは、たとえ就活受けを良くしようとか大人とのコネがほしいとか自分を賢そうに見せたいとかの浅ましい欲望が絡んでいても、無駄ではありません。

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