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小島慶子「令和女子のための新・教養」

小島慶子「『エイジズム×ルッキズムJAPAN』で一番しんどいのは女性たち」“見た目の若さ信仰”を手放すために不可欠なこと

オトナになるって楽しい!小島慶子の令和女子のための新・教養【Vol.29】

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「エイジズム」という言葉を聞いたことがありますか。年齢に対する偏見や、それに基づく差別のことです。加齢を否定的に捉えて、年齢が高いほど能力が劣っていると決めつけるなど、主に高齢の人に対する偏見や蔑視を指しています。

このエイジズムと、人の容姿を品定めして、魅力がないと判断した外見の人を侮辱したり差別したりする「ルッキズム」がかけ合わさった価値観は、私たちの生活に深く根を下ろしています。これは特に女性に対して顕著です。
年をとるとチャンスがなくなってしまうのでは、という不安を感じている女性も多いでしょう。ネットには、老けるとこんなに醜くなりますよと不安を煽るような悪質な広告が溢れています。自分が心地よくあるためのケアではなく、若さに執着するだけの美容では、年々「老けたら見捨てられる、軽蔑される」という焦りが増すだけです。

もしかしたらあなたも、あのタレント劣化したなとか、おばさんになるのは嫌だなあとか思ったことがあるかもしれません。エイジズム×ルッキズム思考では、外見の変化は「劣化」、中年を指す「おばさん・おじさん」は侮辱的な言葉。

でも見た目が変化するのは、生きている証拠。誰にでも起きることです。ハッピーに生きるには、加齢を「劣化」と呼んでしまう視点の偏りを自覚することが大事なのです。
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