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小島慶子「令和女子のための新・教養」

小島慶子「日本はとても遅れている」LGBTを“理解する”だけでなく、まず必要なこととは?

オトナになるって楽しい!小島慶子の令和女子のための新・教養【Vol.22】

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あなたの周りに「佐藤さん」「鈴木さん」はいますか? 左利きの人はいますか? きっとこれまでに出会ったことがありますよね。では、LGBT(L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシュアル、T=トランスジェンダー)は? 私の周りにはいないなあ、という人が多いでしょう。でも、もしかしたら知らないだけなのかも。

いくつかの調査によると、日本のLGBTの割合は人口の3〜10%前後。左利きはおよそ11%です。最も多い苗字の佐藤さん、2位の鈴木さん、それに3位の高橋さんを足しても人口のおよそ4%ですから、LGBTは決して少ないわけではないのです。 
世の中の多数を占めるのは、生まれた時の身体的性別を自身の性として認識し、異性を好きになる人たち。それが「当たり前」とされている社会では、LGBTは差別や偏見を恐れて、自分の性的指向(SO:セクシュアル・オリエンテーション。どのような性別の人を好きになるか)や、性自認(GI:ジェンダー・アイデンティティ。自分の性をどのように認識しているか)を周囲に打ち明けずにいることが多いのです。

「私の周りにはいない」のではなく、「私の周りには、LGBTであることを公表している人はいない」ということかもしれないのですね。

私は大学生の時に、友人がゲイであることを知りました。仲間内でおしゃべりしている時に自然な流れで話してくれたのですが、不安もあったはずです。

仲間を信用してくれたことが嬉しかったし、みんなの彼に対する接し方が変わることもありませんでした。それまでは私も「自分の周りにはいない」と思っていたのです。
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