ピープル
小島慶子「令和女子のための新・教養」

【短期連載・小島慶子の「絶対☆女子」vol.5】女の見た目

講談社コミック『Kiss』で圧倒的共感を得た小島慶子さんの等身大エッセイがついに書籍化しました!!

私たちはもっと気楽に生きられる――。比べなければ、ほら、堂々と私の顔で立っている。みんな、「絶対値」で生きよう、一緒にさ。仕事人・母・妻として小島慶子さんが感じたココロ60選が収録されています。

with onlineではその中から、with読者向けに抜粋したコラムを、水・金の週2回配信! 今回は「女の見た目」がテーマのコラムをお届けします。
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『絶対☆女子』著:小島慶子 発売日:2017年12月13日 定価 :本体920円(税別)

女の見た目

「女って、自分よりもブスな友達がいればたいがい心安らかでいられるんでしょ?」

と、ある友人が言いました。彼は男だけど女装することもあるので、女心をいろいろ分析しているようです。うーん、そうか!? 私の答えは「機嫌が良くて、小ぎれいにしようと心がけている人は一緒にいて気持ちいいよ」でした。

おしゃれするっていうのは自分をいたわる気持ちの表れだから、自分をいたわれる人は他人へのいたわりも持っていると思うのです。あと仕事柄、美人にもたくさん会うけど、美人かどうかと性格の良し悪しは関係ありません。〝美人=性悪説〟は、血液型性格占いと同じくらい浸透していて、同じくらい根拠がないと思います。見た目の良し悪しにかかわらず、嫌なやつはいるし、その原因を全部見た目のせいにするのは無理があるでしょう。

ところで、なんで見た目と性格の相関性って女にばかり言われるんでしょう。私の周りには客観的にイケメンと言われる男性スタッフが何人かいるのですが、共通しているのはある種の鈍感さです。「イケメーン」とか言われても、はあ、まあ、てな感じで屈折も奢りもなく、お人好しでなんとなくもやあ、としています。そして私服がださい。

ここからは限られたサンプル数に基づく私の勝手な想像なのですが、彼らはぼーっとしていても私服がださくても女性の方から寄ってくるから、あまり自分の見てくれについて意識する必要がないのだと思います。モテテクを研究するとか服で好感度を上げるとか、細かいことに頭を使う必要もありません。きっと、なんで俺の前にはいつも女がいるんだ? と疑問に思うことすらもなく生きているのでしょう。だから、性格も素直でおおらかなのだと思います。

それにしても、イケメンはそんなこと言われないのに、なんで美人は性格が悪いと思われるのでしょう。それって、女は見た目だって思っていることの表れですよね。美人は勝ち組だから傲慢だろう、って。つまりは女性蔑視です。
「女は自分よりブスな女といると安心するんでしょ」は、半分当たっていて半分は違います。「世の中には、自分よりブスな女といると安心する女と、そんなの気にしない女とがいる」そして「世の中には、女は見た目で勝ち負けが決まると思っている人と、そうでない人がいる」。勝手な決めつけにはNOと言っていかなきゃいけませんね。
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<B>小島慶子さん</b><br> タレント、エッセイスト。<br> 仕事のある日本と、家族と暮らすオーストラリアのパースを3週間ずつ往復する出稼ぎ生活。『るるらいらい』(講談社)、『解縛』(新潮社)、小説『わたしの神様』(幻冬舎)、小説『ホライズン』(文藝春秋)など著書多数。
with onlineでは引き続き、with読者向けに抜粋した『絶対☆女子』のコラムを、水・金の週2回お届けします。チェックしてね!
はじめに
女の視野はウマより広い
ダメ出し女子
憧れと嫉妬
女の見た目
クラウドで安心?
心の男子
自意識にサヨナラ
変化なし…?
・女を謳歌しよう(1/12UP)
・埋蔵セクシー(1/17UP)
・振り向けばタラレバ娘(1/19UP)
・From圏外with Love(1/24UP)

12月13日より好評発売中!

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