ピープル
小島慶子「令和女子のための新・教養」
24.Jul.2020

小島慶子「新・結婚相手の条件」―婚活は、離婚を視野に入れてするべし!【令和女子のための新・教養】

オトナになるって楽しい!小島慶子の令和女子のための新・教養【Vol.10】

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婚活は、離婚を視野に入れてするべし。もし離婚しても、ちゃんと子どもの養育費を支払いそうな人と結婚しましょう。20年間、まとまった額を、きっちりと支払うだけの経済力と責任感のある人と。日本の離婚率は今や35%という高さなのだから、それを前提に伴侶を選ぶのが賢明です。

別れるかもしれないような人と結婚するわけないじゃん! と思うかもしれないけど、結婚前から離婚することがわかっていた人なんていないのですよ。みんな、一生そばにいたいと思ってアツアツで一緒になる。

でも人は生きていれば変わるのです。昔の自分を思い出してみてください。ありえない服を着て、ありえない男と付き合っていませんでしたか? 夫婦だって、3年も経てば結婚当時とは全く違うカップルになってしまうことがありえるのです。それでもうまくいく相手ならめでたしめでたしですが、うまくいかないなら別れるのもあり。

しかしその時に、日本では女性がものすごく割を食う構造になっているのです。まず収入が女性の方が少ない。平均して男性の3分の2ほどしか稼げませんから、別れれば当然、生活は苦しくなります。

結婚したから家事優先でと仕事を減らしていたり辞めていたりしたら尚更です。健康保険料や年金の掛け金も、夫に扶養されていた時よりも当然、負担が増します。

つまり「結婚したら家庭に入ってね」という考えの男性と結婚すると、離婚した途端に、女性は弱い立場に追いやられてしまうのです。
そもそも、稼ぎのいい男性を捕まえないと女性の生活が安定しないというのは、経済的な男女格差が大きいから。世の中に「女は困ったら男に養って貰えばいいし、いざとなったら体で稼げばいい」というような前提がある限り、女性の賃金は低くおさえられ、自立支援も行き届きません。

離婚するのは我慢が足りないからで、自己責任だとする風潮も。女はどんなつらい結婚にも、どんなひどい夫にも耐えろと? そんなのおかしいですよね。男性はそうは言われないのに。

子どもがいると、さらに深刻です。2016年の厚生労働省の調査では、養育費の支払いを受けている母子家庭はたったの24.3%。調停や裁判で取り決めがあっても支払われないケースもあり、収入の差し押さえを試みても難しい。

ただでさえ女性一人の収入でやっていかなければならないのに、養育費ももらえずに子育てしなくてはならないのです。もし子どもが発熱したら? 自分が体調を崩したら? 考えただけでもつらいですよね。
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