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小島慶子「令和女子のための新・教養」

「リスペクト=上下関係を尊重すること」と思っている人は要注意!小島慶子さんが考える、人間関係を築く上で大事にするべきものとは?

オトナになるって楽しい!小島慶子の令和女子のための新・教養【Vol.23】

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人間関係を築く上で、大事なものはなんだと思いますか? 友達、恋人、親子、師弟、上司と部下、先輩後輩、同僚同士、店員とお客、通りすがりの間柄……全部に共通する、人と人との間で大事にするべきものって、なんでしょう。それはリスペクトじゃないかと思います。

リスペクト、そう敬意です。では、敬意を持って相手に接するって、どういうことでしょうか。「目上の人に対してちゃんと敬語を使い、上下関係を尊重すること!」と答えたあなたは、要注意かもしれません。相手への敬意や思いやりを欠いているかも。それだけでなく、ハラスメントやいじめの土壌を作っているかもしれません。

とても心外に感じられたでしょうか。礼儀正しく、規律を重視することのどこが敬意に欠ける態度なの? 上下関係を大切にするのは正しいことじゃない? と。もしかしたら、部活で厳しい上下関係を叩き込まれたのかもしれませんね。

「後輩のくせに生意気」「年下のくせに馴れ馴れしい」なんて、腹立たしく思った経験もあるでしょうか。相手のためにと後輩にお説教したことのある人もいるでしょう。心当たりのあるあなたは、思い出してみてください。その時に、後輩を自分と対等な存在だと思っていたでしょうか。同じ人間として等しい存在だという感覚は、あったかな。
この前テレビを見ていたら、ある番組で中学生からの悩み相談を紹介していました。

「私は後輩とも対等に接したいので、そう伝えて仲良くしているのですが、同級生には『後輩にはもっと厳しくしたほうがいいのでは』と言われます。どうしたらいいでしょうか」というような内容でした。

芸人である出演者たちの回答は次のようなものでした。「自分は、芸人の世界の先輩に対しては年下でも“にいさん、ねえさん”と敬語を使う習慣が好きだ」「あなたは良くても、あなたに親しく接している後輩が周囲から“失礼な人”に見えてしまうかもしれない」。

芸人さん同士では、挨拶などの細かいしきたりがあります。先輩から受け継がれてきた厳しい上下関係は、この二人にとっては慣れ親しんだ良き伝統なのでしょう。
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