ピープル
古市憲寿の「OL温故知新」

林真理子「身近に少しは嫌な人がいないと退屈でしょ。嫌な人は人生のスパイス」仕事を長く続けるためのアドバイスとは?【林真理子×古市憲寿】

仕事を長く続けたいなら、嫌なことを早く忘れることも大事

■古市 「真理子さんも若い頃は正当に評価されない悔しさで泣いたこともあるんですか?」

■林 「そんなの、しょっちゅうですよ。でも、私は嫌なことを忘れるの。割と忘れるのも早いかもしれません。仕事を長く続けたいなら、イライラした出来事をさっさと忘れて気持ちをリセットする訓練もしておきたいところ。上機嫌でいられるように自分をコントロールすることで幸せになれるって、偉大な女性作家である田辺聖子先生も著書に記しています」

■古市 「共通の知人が集まるプライベートのグループLINEでも、真理子さんは感じが悪い人のメッセージにも前向きに返信してますよね」

■林 「身近に少しは嫌な人がいないと退屈でしょ。嫌な人は人生のスパイスなのよ(笑)」

人生はあっという間に過ぎる。やり直せるなら外国人と恋愛したい

■古市 「約40年の作家人生はあっという間でしたか?」

■林 「そうね。この間まで20代だったつもりなのに、一瞬で30代になって、落ち着く暇もなく60代になってしまって。本当に、人生あっという間でジェットコースターに乗っているみたい。気づいたら棺桶に入っているかもしれないのだから、まだ20代の人は挑戦しておかないと後悔しちゃいますよ」

■古市 「もし20代をやり直せるなら、何をしますか?」

■林 「やっぱり海外で生活してみたかったわね。昔は留学や転勤以外で海外で暮らす女の子は変人扱いされて、行ったら結婚できないと思ってしまったの。外国人の男性との恋愛もしてみたかったな」

■古市 「あれ……したことありますよね?」

■林 「クウェートの土木業者との逢瀬はあったわね。ちょっと、余計なこと言わせないで(笑)」
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