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You Only Live Once!-與真司郎(AAA)の人生相談-

與真司郎(AAA)が考える理想の先輩像「後輩や部下にはとにかく“優しく”接する」苦い過去とLAで得た知見から導き出した“ブレない価値観”【第11回】

AAAのメンバーとして人気急上昇中だった27歳の頃にLA留学を決断するなど、信念を貫いて独自のキャリアを歩んできた與真司郎さん。この連載では、これまでの活動で得た経験則やメンタルマネジメント術を中心に、あなたが少しでもポジティブになれるような考え方をシェアします。

今回は、職場で後輩への指導法に悩む女性にアドバイスをもらいました。

今週のお悩み

後輩の才能を引き出す「良い先輩」の立ち振る舞いとは?

「入社8年目となり、後輩を指導する立場になりました。しかし指導の方法にすごく迷っています。成長させるために心を鬼にして厳しく指導すべきなのか? あるいは、ひたすら優しく見守るべきなのか? 打たれ弱いと言われがちな今の若手に対してどう接するべきか分かりません。ソロツアーの座長としても普段からたくさんの年下スタッフさんと接している與さんに、ぜひともコツを教えてほしいです!」

「僕の考えでは、後輩や部下に対してはとにかく『優しくする』こと」

ささいなことだけれど、ちゃんと名前で呼ぶことが信頼の一歩目

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日本の上司と言われる人たちは上下関係やメンツを気にして先輩風を吹かせたがる人もいると思うし、芸能界にも偉そうに振る舞う人は少なからずいると思います。僕も若い頃は「クールな俺」を演出したい時期があったけど……結局、近寄りがたいオーラを放っていると自分が損しちゃうから。だって「面倒くさいヤツ」だと認識されたら、みんなご機嫌をとるために本音で接してくれなくなるだろうし、仕事でも協力して大きな結果を出すことが難しくなってしまいますよね。若い人の意見ってその会社にとって貴重な財産なはずなのに、それを潰してしまうのは組織としてとてももったいない

だから僕の考えでは、後輩や部下に対してはとにかく「優しくする」ことが大切だと思います。フレンドリーに話しかけるとか、良いところを見つけて褒めてあげるとか。ひとりの人間として好かれることができれば、忙しい時期に仕事を頼んでも頑張って結果を出そうとしてくれるだろうし、こちらのアドバイスにもちゃんと耳を傾けてくれるんじゃないかな。仕事って、意外と「できる/できない」だけではなく、「この人のためなら!/この人のためにはちょっと……」の判断基準で進んでいくことが多いと思います。結局のところ、与えた優しさの分だけ、それがあなたに返ってくると思う。それに、「面倒くさい人」と一緒に仕事をするの、ツラいでしょ? 過去に一度でもあなたが上司に対して感じたであろうその感情は、下の世代にはなるべく受け継がないでほしい

そして、僕が普段から気をつけていることは、スタッフさんのことをなるべく名前で呼ぶこと。この仕事は関わる人数も多いし、新しい方とお会いする機会が多くて覚えるのが大変なのですが、やっぱり「そこの人」「新人さん」と呼ばれるより、名前で呼ばれたほうが断然嬉しいじゃないですか。きっと「この仕事、もっと頑張ろう」と前向きになってもらえるだろうし。AAAは、当時にしては人数が多いグループだったから、駆け出しの頃は僕もなかなか名前を覚えてもらえなくて、寂しい思いをしたんですよね。バラエティ番組でMCの方から「君」と言われたり、ドラマの撮影現場で主演俳優の方は名前で呼ばれているのに僕だけ役名で呼ばれたり。呼ぶ側は覚えていないことが多いけど、呼ばれた側は意外と覚えているもの。地味に傷つくんですよ!(笑) ささいなことだけど、信頼関係を築くためには本当に大切なことです。
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