編集部|ピープル

桑田真澄の妻、Mattの母親として私が今思うこと――Mattの歌手デビュー、そして夫のコーチ就任…

野球界のレジェンド・桑田真澄さんを父に持ち、野球ファーストの家庭で育ったMattさん。現在は野球とは違う道で活躍中ですが、どんな時もMattさんの「好き」を応援してきた母・真紀さん。そんな彼女が大切にしてきた子どもへの声掛けとは? 子どもとのかかわり方とは? 

この度発売された、桑田真紀さんによる初の著書『あなたはあなたのままでいい~子どもの自己肯定感を育む桑田家の子育て~』は、令和時代の“自己肯定感を伸ばす”子育てのヒントが詰まった一冊。今回は本書の内容を一部抜粋、再構成してお届けします。最終回は、本書を上梓して改めて感じたことについて。2019年12月にMattさんが歌手デビュー、そして今年1月には夫である桑田真澄さんが15年間離れていた読売ジャイアンツにコーチとして就任。新しいページが開かれようとしている桑田家。母そして妻として、真紀さんが思うこととは――。

Mattの歌手デビュー、そして夫のコーチ就任。「桑田家」の新しいページ

小さいころから、「天使になりたい」が口癖だったMatt。たしか2〜3歳のころだったと思うのですが、生まれて初めてサンタさんに願ったプレゼントはなんと、美しい天使の羽でした。Mattの喜ぶ顔が見たくて、クリスマスまでに用意をしました。

ある年なんてサンタさんへの手紙に「サンタさん、プレゼントはちゃんと飛べる羽にしてください」と書いてあり、慌てたことも。小学校に上がるまで、「僕、絶対に天使の羽で飛ぶんだ」と言って譲らなくて。小さいころからピュアなMattでした。

その部分は大人になった今も、変わってないなあと思います。おしゃべりが好きで、何を言われてもへこたれず、すぐに反撃して私をヒヤヒヤさせるところも変わっていませんが。

夫は野球一筋。そして長男は典型的な野球少年。そんな我が家でMattが夢中になる“美しいもの”には私の感性にも響くものがありましたし、話も合いました。

常に野球ファーストだった我が家の中で、共感を得られる相手がいることは、私にとって楽しくもあり、心強くもあったのです。だから小さなころから今に至るまで、彼は息子であると同時に、親友のような存在でした。
そんな彼が、2019年12月に「予想もつかないStory」で歌手デビューを果たしました。父親と同じ野球ではなく、自分で選び進んだ音楽で道を切り拓いたのだと思うと、本当に感無量でした。ああ、Mattの“好き”を否定せず、応援してきてよかったと、心から思える出来事でした。

そしてもうひとつ、本書の製作中に、我が家にとっては大きな出来事が、起こりました。2021年1月、夫が15年間離れていた読売ジャイアンツにコーチとして就任したことです。

発表当初は、対応に追われて家じゅうが大騒ぎの時間を過ごしましたが、「忙しい、忙しい」と言いながら、家族全員が嬉しそうで。

先日、こんなことがありました。家族全員が揃ったリビングで、Mattが夫のジャイアンツのキャップをひょいっとかぶり、それを見た夫が「Matt、帽子が似合わないな〜」なんて言って、笑い合っていたのです。

子どものころから野球には距離を置いていたMattでしたが、今はこうして、夫の野球界への復帰を心から喜んで笑ってる。その光景を見ていたら、なんだか胸が熱くなりました。

我が家の新しいページがこれから、また開かれようとしています。
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