編集部|ピープル

桑田真澄の妻、Mattの母親として私が今思うこと――Mattの歌手デビュー、そして夫のコーチ就任…

「あなたはあなたのままでいい」――母として、一生そう言い続けたい

子育ては悩みの連続で、しかもたとえ兄弟であっても決して同じではなく、一人ひとりが違うもの。だから、「これをここまでやっておけば大丈夫」という正解はありません。

自分の選択やしつけは、間違っているのでは? と悩んでいるかたも多いと思います。だけど、子どもと親は別の人間。愛情からくる動機であっても、決してコントロールすべきではないと私は思うのです。

また、我が子に「こうなってほしい」という親の夢を、子どもに託すのは負担になるだけ。しんどくてももどかしくても、話を聞いてあげて、時に選択肢を出してあげて、あとはじっと待つ。そう考えると、子育てってまるで修行のようで(笑)。だけど、我が子のたった一言の「ありがとう」でどんな苦労も忘れてしまう。嬉しそうな笑顔で幸せになれる。そんなご褒美が潜んでいるのも、また事実です。
いわゆる“普通”には、まったくもって当てはまらないMatt。26歳になった今ですら、ヒヤヒヤの連続です。彼がしっかりしていないということではなく、いくつになっても親は子どもが心配なものです。

そんな気持ちをグッとこらえて、彼の意思を第一に尊重して育ててきたからこそ、今こうやって、厳しい芸能界に身を置くことができ、TVや雑誌などでもお声がけをいただいているのかな? と思います。

Mattは私たち夫婦にとって、たまらなく愛おしい息子。どんなメイクをしていようと、どんな発言をしようと、これからどんな道を歩もうとも、それだけは変わりません。

「あなたはあなたのままでいい」――
私は一生、母としてそう言い続けたいと思っています。

『あなたはあなたのままでいい 子どもの自己肯定感を育む桑田家の子育て』

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桑田真紀/講談社

桑田真澄の息子――。周囲からは野球をやって当然と思われる家庭に育ったMattさん。しかし、親や周囲の期待によってではなく「Mattが心からやりたいと願うこと(それが野球でも野球じゃなくても)を見つけて欲しい」というのが、母親である真紀さんの願いでした。その願い通り、今のMattさんの活躍は、温かく見守ったご両親の理解の賜物。

「子どもには失敗して欲しくない」――そう思ってつい先回りして口を出してしまうのは親心。しかしその“よかれと思って”とった行動が、子どもの“好き”を奪ってしまうかもしれない。親と子どもは別人格であり、所有物でもありません。そんな大切なことを気づかされ、子どもとの良い距離感・向き合い方を考えさせられる「桑田家の子育て回顧録」は、令和時代の“自己肯定感を伸ばす”子育てのヒントが詰まった一冊。
 
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