突然頭痛やめまいがし始めたり、急に気分が落ち込んできたり……。病院へ行ってもどこにも異常なし。どう改善したらいいのか分からないままもがいていたら、急にスーッとラクになってくることも。かと思ったらまた不調に! そんな好不調の波を繰り返して苦しんでいる人は多いはず。実はそれ、気象の影響によるものかも。
昨今、頻繁に耳にするようになってきた“気象病”。どんなときに起こりやすく、どんな対策を取るのが有効なのか? そこで気象病の専門家として知られる、せたがや内科・神経内科クリニックの久手堅司院長に取材。気象病のいろいろを4回に渡って詳しくお届けします。
第2回は、気象病の不調を軽減させるために、日頃からおこなうと良いメンテナンス法について教えていただきました。
※(以下、「 」内、久手堅院長)
気象病の症状は天気が悪いときだけ出るわけではない
気象病の症状を軽減させるには、気象病が出る前……つまり日頃からのメンテナンスと、気象病が出たときの対症療法の2つが大事になってきます。なぜとくにツラくない日頃からのメンテナンスが大事かと言いますと……。
「気象病の仕組みは、天気の影響で自律神経が乱れ、そして不調を感じる、というものです。ただ私が5000人以上の気象病患者を診てきて感じるのは、天気の影響があるときだけ不調が出る人は少ない、ということ。皆さん、日頃から頭痛や肩こりなどの不調を抱えていて、その不調が天気の影響を受けたときに特に目立つようになるのです。
つまり、気象病が出る理由は天気が悪くなる前から存在している。だから日頃からメンテナンスをおこなうことが必須になってくるのです。そうすれば天気が悪くなったときでも悪化の度合いが低く抑えられますから」
気象病予防にオススメの耳・首ストレッチ
そこで久手堅先生がオススメしている、日頃からのメンテナンス法を教えていただきました。
「多くの気象病患者の症状は頭痛ですが、頭痛軽減には首・肩のコリを軽減することが有効です。耳をほぐしたり首を伸ばしたりして血行を良くしてあげましょう。
また、頭の位置が前に出れば出るほど、首や肩は頭を支えるのが大変になってコリます。それが原因で頭痛が出ている人も多いので、頭の重みを減らしてあげることが大事。アゴの下を持って頭を持ち上げるだけでも負担が軽くなり、首・肩こりを減らすことができます」
心と体トピックス

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