小島慶子「子どもの習い事、塾、持ち物……お金の使い道の優先順位【30代のお金との付き合い方】」

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40年前、私たちの親の時代には【子どもがいる世帯は7割】でした。ところが今は【子どもがいない世帯が6割】。社会は大きく変わっているはず? ……と思いきや、給料は上がらないのに物価は上がり、男女の賃金格差と雇用格差はあいかわらず。暗くならざるをえない状況だけど、どうしたら少しでも豊かな人生を送れるのか、家族や友人たちとどう楽しい時間を持てるのか、小島慶子さんと考えていく連載です。

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連載第9回【小島慶子 明日の空模様 】子どもの習い事、塾、持ち物……お金の使い道の優先順位は?「30代のお金との付き合い方」

30代から40代は、お金の悩みが複雑化するお年頃。with class をご覧の皆さんも、まさにそんな不安の中にあるのではないでしょうか。私もそうでした。30歳と33歳で出産して、子どもを養うという大きなミッションが発生。買ったばかりの分譲マンションのローン返済もある。当時勤めていた会社では人件費削減の話が盛んに出ていました。

会社を辞めた今となっては、正社員は身分に対して収入が保障されている安定した立場なのだし、あんなに怖がることはなかったのに……とも思いますが、それしか知らなかった当時の私は「この先どんどん支出が増える。なのに会社の方針で年収が下がるかも。どうしよう」と怯えていたのです。

世間の平均よりも高いお給料をもらっている上に共働きなんて、相当恵まれています。なのに、なぜあんなに怯えていたのか。それは入ってくるお金の多寡の問題ではなく、「人生は先が見えないものだ」という当たり前のことを、どうしても受け入れられなかったからだったのです。

 

子どもを産むならここ、育児グッズはこれ、仕事に復帰するならこんなプラン、育児しながらキャリアアップ、子どもの習い事は、塾は、学校は……世の中には「これが正解」と謳う情報が溢れています。正解を選べば思い通りの結果が出せるはず。ほかのみんなはちゃんとやってる。うかうかしていたら置いていかれちゃう。当時の私は、人との比べっこで疲弊していました。あなたも今、焦っているかもしれませんね。

育児や住宅購入などの新しい課題が次々と浮上すると、どれも失敗できないという気持ちになるもの。「何事も手を抜かず、正解を選ばなくちゃ」と肩に力が入ります。どうせならいいものを、と思うと毎度出費がかさみます。

だけど……そうまでしても、失敗はします。後悔もします。必ずするんです。人生は予想通りにはなりませんから。でも、たかが後悔です。そんなに怖いものではありません。私も50年生きてみて、やっとそう思えるようになりました。

あ、違ったなー、これまずったなーと思ったら、修正できる部分を探して、今できる最善の選択をする。その繰り返しでなんとかするほかないんですね。もしも一切後悔したくないのだったら、何ひとつ決断せず、選択しなければいい。でもそうもいきませんよね。後悔を恐れる気持ちは、お金では解消できないのです。

たとえば、ラン活。子どものランドセル選びに熱中してしまう理由は……次のページ
 
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小島慶子「明日の空模様」

「小島慶子「明日の空模様」」に関する記事をまとめたページはこちら。 with classでは、教育・住まい・時短術をメインに、暮らしをラクに豊かにする、共働き夫婦向けのトピックを発信中。

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