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理系の博士が自分の子どもを育ててみた

子どものプログラミング技術を競う「情報オリンピック」って?【理系博士の子育て 第15回】

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子育てに直面したときに、巷で耳にする、あんなウワサ、こんな説。それってほんとうに根拠があるの? 

これまで、気になる論文を読んできた、情報理工学博士の山口先生が、世の中にあふれる「子育て説」を科学の面から一刀両断。現在子育てに悩んでいる方、なにかヒントが見つかるかもしれませんよ! 

第15回目の今回は、「子どものプログラミング教育」​について、お話しします。
 

プログラミング技術を競う「情報オリンピック」

今回は、私自身の子育てではなく、プログラミング教育、特に情報オリンピックの紹介をしたいと思います。

私の現職は情報系の大学教員で、情報科学の発展に携わる若者の教育に携わっています。最近は習い事としても流行っているようで、プログラミング教育とかがキーワードとして出てきていますね。小中高生向けで私が携わっているのは、国際科学技術オリンピックの一つである「情報オリンピック」です。

さて、科学技術オリンピックとはどういったものでしょうか?
オリンピックという名前の通り、世界一を目指した人たちがメダルをとるべく挑戦しています。科学技術オリンピックは、中高生向けの科学コンテストで、数学・化学・生物学・物理・情報・地学・地理といった分野で、それぞれの科学特性を活かした競技が行われています。これらの競技大会は、日本での国内大会で勝利した選手が世界大会へ派遣されています。

その中で情報オリンピックの世界大会「IOI International Olympiad in Informatics」へは、1989年に第一回が開催されて以来、2022年まで毎年開催されていて、日本からは1994年から断続的に、また、2006年からは毎年日本代表選手を派遣しています。

今年の大会(IOI2022)はつい先日終わったばかりで、日本代表選手全員が金メダルを取るなどかなりの好成績でした。日本は、この情報オリンピックの強豪、強い国の一つでして、与えられた課題に対する性能のよいアルゴリズムを考え、プログラミングをすることが求められています。
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