PTAって必要?時代錯誤? 元小学校教員ママが本音で語るPTAとの付き合い方

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4月。 新しい出会いに心が弾み、桜の花びらが散っていくのを見ながら思うこと。

「PTAの話し合い、出たくないな…」

毎年やってくる「PTA沈黙バトル」
床を見つめて沈黙の時間が流れる。どなたかに決まった瞬間、解き放たれたかのように顔をあげて拍手をするお母さんたち───

「あっまだ副委員長が決まってないです」
そしてまた一斉に顔を伏せるお母さん方…

そんな経験がある方、いらっしゃいますか?

今日はそんなPTAについて、元小学校教員の35歳、村人Bが語ってみたいと思います。


そもそもPTAってなんなのかと申しますと、「ペアレント ティーチャー アソシエイション」の略でして、家庭と学校が協力しあって教育効果をあげてこうぜ!な組織のこと。

19世紀末にアメリカの運動から始まったそうで、アリス・バーニーさんという方が「尊い命を守り無力な幼児を健や かに育て、望ましい環境に迎え入れよう。」という訴えを行い、広まっていったそうな。

200年以上も前の取り組みが、いまだに続いていることがすごいですね。
バーニーさんサンクス!サンクスフォーエバー!


ではでは2023年に話を戻します。
「正直なところ、PTAってどうですか?」とアンケートを取ってみたところ、良い点悪い点それぞれご意見いただいたのでまとめてみます。

PTAの良いところ

・子ども達のPTAであるという言葉に感化され始めました。苦労したり、人前で発表する際に緊張したりもしましたが、とても良い経験になりました。
・確かに大変だけど、知り合いも増えて楽しいです。やらないとわからないこともあります。
・転勤族で知り合いがいなかったため、知り合いができました。
・学校での子どもの様子を知ることができるし、先生とも仲良くなれました。

PTAの悪いところ

・今の時代にあっていない気がします。共働き夫婦も増え、フルタイムで役員もだなんて考えられません。
・任意団体のはずなのに、子ども1人につき1回なんて決まりがあり、ほぼ強制的なところに違和感を感じます。
・正直何をするの?ってわからないままに役員が決められるところが現状です。
・夜の話し合いに出てこなくちゃいけないのが辛いです。
・下の子がまだ小さいので、話し合いに出るのが本当に大変です。役に立っているのか、ただ出席しただけな気もします。

どちらも、「うんうん」と頷けるものでした。

 

ここからは元小学校教諭の本音です。

「やりたい方、できる方がやる。無理はしたらあきまへんで」でもいいんじゃないか…?

「悪い」ででた意見のように、「今の時代に合っていない」という意見はすごく理解できます。正直、フルタイムで働きつつの役員は苦しいかなと。
朝早くから働いて、帰って子どもの面倒を見て、そこから役員の集まりへ…

「時間も費やし、精神的にも苦しい状態でPTAの役員になる」って、本当に子どものためになっているのか?と疑問です。「本当に必要か?」と思う役員内容もありました。委員によってまちまちですが…

実は教員側としても、「今日19時半からPTAの集まりか…1回家に帰ってご飯作ってまた出てくるかなぁ」なんて思ったことがあります。そこに残業代は出ません(特給法)。もちろん楽しみにされている先生方も多くいらっしゃると思うのですが、特に「子育て世代」の私にとっては苦しいものがありました。


ただし!良い意見にもあるように、「役員をしていなければ得られなかった人とのご縁」があること、自分の人生経験値が上がる!!というのは間違いないと思うのです。何事もやってみないとわからないですからね。人との繋がりができることは人生においてかけがえのない財産になると思うし、自分のやりがい・生きがいになるならちょっとの勇気を出してやってみるべきです。

これはこっそり談ですが、独身時代の私、PTA歓送迎会が大好きでした。保護者の方とご飯会なんて、なかなかできないと思うので。何かあった時に気軽に話ができるようになりましたし、子どもにも「お母さんって〇〇だよね」なんて話もできて。もちろんこれも苦手だ!という方はいらっしゃると思うのですが…

実は、PTAとの上手な付き合い方があるんです!次のページ
 
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