子育てのお悩みはすべて「睡眠」が原因って本当?

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「毎晩、寝かしつけに時間がかかる」「朝、なかなか起きてくれない」など、子どもの睡眠にまつわる悩みは尽きないもの。
寝起きの不機嫌さや食欲のなさなどは睡眠リズムに原因があると想像がつきやすいものの、「食が細い」「すぐにキレる」といった一見睡眠とは無関係に思える困りごとも、「睡眠を正しいものに変えるだけでほとんどが改善する」と言われたらびっくりしますよね。
「正しい睡眠」とは何なのか、また「正しい睡眠」を取り入れることでどんな効果が得られるのか、小児科の医師であり、脳科学者でもある成田奈緒子先生にお話を伺いました。

正しい睡眠とは、「早寝早起き」と「十分な睡眠時間」が習慣づいていること

人間にとって睡眠が大切ということは、みなさんよくおわかりかと思います。ただ、子どもと大人では、睡眠の役割は同じではありません。子どもの睡眠には「脳を育てる」という大切な役割があります。
脳は生まれてから約18年をかけて高度に発達していきます。発達する順番は決まっていて、脳を順番にバランスよく育てるためには「正しい睡眠」が欠かせません。
「脳をきちんと作らなければ子どもは適正に育たない」というのは小児科医の間だけでなく、世界的にもよく知られたことなのですが、日本のお父さんお母さんたちは意外とそこを気にしていない。「心を育てなくちゃ」などと別のところにエネルギーを割いている人が多いんですが、そういうのもすべて、睡眠さえ整えば全部整うんです。

では、子どもにとって「正しい睡眠」とはどんな睡眠なのでしょうか。それは、「年齢に合わせた十分な睡眠時間をとる」こと、「太陽が沈んでいる間は眠る」こと。そして、この2つがきちんと「習慣として身についている」ということです。

 

【睡眠の仕組みと役割】ノンレム睡眠とレム睡眠のときに何が起きている?

正しい睡眠がなぜ脳を育てるのか、まずは睡眠の仕組みと役割についてお話しします。
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠の2種類があり、通常、入眠後30分ほどでノンレム睡眠が始まります。ノンレム睡眠は脳の深い部分が休んでいる状態で、入眠後最初のノンレム睡眠がもっとも深い眠りになります。ノンレム睡眠の後に現れるのがレム睡眠で、目覚めてはいませんが脳活動は覚醒に近く、起きているときと同じような脳波を示します。レム睡眠が終わると再びノンレム睡眠が現れます。ノンレム睡眠は眠りの後半になるにつれ、次第に浅い眠りに移行していきます。

それぞれの睡眠のとき、脳と体では次のようなことが起こっています。

ノンレム睡眠中
・脳と体の疲労の回復が行われている
・成長ホルモンが大量に分泌されている

レム睡眠中
・脳が盛んに機能することで記憶の整理と固定が行われている

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