「うちの子、お箸の持ち方が悪いのよね」「お箸をなかなか持てるようにならないのよ」多くのママからそんな声が聞こえてきます。
お箸がきちんと持てると素敵…なのはわかるけど、なぜ正しく持てないといけないのでしょうか? 日本人として恥ずかしいから? 先生に注意されるから? それもあるでしょう。しかし、それだけではないと提唱しているのが、日本の食文化を正しく美しく未来につなぐための活動をされている「つながるキッチン」代表の中原麻衣子先生です。
食事のマナーは人間関係の土台!美しいお箸の持ち方が大切な理由とは
「食べるということは、命あるものをいただき、命をつないでいくことに他なりません。命に対する敬意を表すためにも、食事の作法はおろそかにできないと私は考えています。また、一緒に食卓を囲む家族や友人などと心地よい時間を過ごすためにも、気をつけたいものですよね」
なるほど、食事のマナーというのは「感謝」そして「気遣い」であり、そこには人間関係の土台作りという深い想いも込められているわけですね。
人生において食事のシーンは無限にあります。日常の家族との食事はもちろん、友人とのランチ、会社の飲み会という気楽な会から、取引先との会食、お友達や先生の家へのお呼ばれ、冠婚葬祭、さらには結婚相手の両親との顔合わせといったかしこまった場まで、お箸は一生ついて回ります。また小学校のお受験でもお箸の持ち方、使い方の考査は定番です。小学校によっては、お弁当持参で食事の様子を見られる考査もあります。
大人も子どもも、持ち方がおかしいだけで自信が持てない場面がある一方で、美しく持てたら相手に好印象を与えることができるのも「お箸」です。食事の空間を心地よく、楽しくするためにも、「美しいお箸の持ち方」は見逃せないポイントなのです。
「美しいお箸の持ち方」は子どもに残せる大きな財産!
中原先生が「つながるキッチン」で「箸の持ち方教室」を開催して今年で8年目。2歳~70代と幅広い世代、約5000人に渡る箸づかいに寄り添い、そのお悩みを解決してこられました。
「子どもの頃は何とも思っていなかったお箸の持ち方を、大人になってからコンプレックスに感じる方も多いようです。この取材の前にお教室にいらしてくださった生徒さんは70代のご婦人でした。
『ずっと気になっていたお箸の持ち方、使い方を、余生の食をもっと楽しむためにいま見直したい』
とのことでした。大変素敵な想いですよね。そう、お箸の持ち方は幾つになっても整えることができます。そして人生をより豊かにすることができるのです」
正しいお箸の持ち方は一生モノです。一度身に着けられれば一生困ることはありません。これこそ、親が子に残せる大きな財産のひとつ!
子育てトピックス

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