6年ほど前に、日本での不妊の定義が変わったことをご存知でしょうか。
日本産科婦人科学会は、「妊娠をのぞむ健康な男女が、避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しない場合」を不妊と定義しています。この一定期間というのが2015年に、2年から1年に短縮されました。
つまり、赤ちゃんが欲しくて1年間性生活をしていても授からない場合、不妊症を疑ってみる必要があるのです。そこで重要なことは、不妊の原因は男女双方に可能性があるということ。
世の中には未だにこのことを知らない、もしくは知ろうとしない男性がとても多いです。というのも、男性は女性同士と違って、妊娠や出産、ましてや妊活の話を普段耳にすることはほとんどありませんから……。妊娠や出産は女性の身体に起こることなので、子どもを持たない男性においては特に、リアルな話題ではないのかもしれませんね。
しかし、そんな男性にこそ知っていただきたいのが今回のテーマ「男性の不妊症」です。
男性不妊が増えている
精子がここ20年減り続けています。
精液検査の結果は、WHO(世界保健機関)の世界基準値をもとに判定されていますが、10年前、そして今年、その基準値の最低ラインが改変されました。なぜなら、正常値を以前の基準のままにしていると、現代のほとんどの男性が異常となってしまうからです。つまり、バブル時代にブイブイいわせていたおじさんたちと現代の若い男性では、生殖能力に差があるということです。

精子の総数も減っていますし、真っすぐに動いている健康な精子の割合が下降しています。
一方で、同じ期間に女性がどんどん不妊に傾いているというデータはありません。また、人間の平均寿命は80歳を越えるまでに伸びていますが、生殖ができる年齢が伸びているという話も聞いたことがありません。
妊活コンシェルジュ西岡有可「心と体と妊活と。」

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