2人目不妊って何ですか?【妊活コンシェルジュ西岡有可「心と体と妊活と。」第8回】

SHARE

結婚や妊娠、出産を経ても、女性に対して無遠慮に投げかけられる言葉は続きます。
「早く、妹や弟ができるといいわね」とこちらの事情や希望を全く無視した思い込みや、「ひとりっ子はかわいそう」なんて間違った価値観を押し付けてくる人もいます。
同じように不妊に悩む立場でも、2人目不妊の人は、1人目を待つ人に「1人産んだんだからいいじゃない」とまるで贅沢な悩みを持っているかのように言われてしまう事もあります。

1人子どもがいると、生活圏内で2人以上子どもを連れたママや妊婦さんと接する機会も格段に増えます。実はその環境下で2人目不妊に悩んでいる方は、とても多いのです。

2人目不妊とは、一体何なのでしょうか?

2人目不妊に悩む人たちの実態

こんにちは、不妊症看護認定看護師で、妊活コンシェルジュアドバイザーの西岡有可です。

2人目が欲しいと悩んでいる方、結構多いですよね。不妊症治療をするクリニックに務めていた時、カルテの約半分は経産婦だったこともありました。
不妊治療自体に違いはないのですが、1人目と2人目以降とでは、また違った障害や大変さがあります。

2人目以降の子どもができないと悩んでいる方の状況は、2つに分けられます

まずは、1人目も不妊治療で授かった方。その場合は、2人目以降の妊娠出産についても計画的に考えている方が多く、第1子の出産からあまり間を空けずにクリニックを受診されます。
不妊治療を始める前に例えば、いつまで1人目の授乳を続けるか、生理が戻って何周期目からタイミング法に取り組むか、いつまでに生理が戻らなければクリニックを受診するか、など細かくスケジュールを立てている方も多いでしょう。
また、体外受精のために受精卵を凍結したまま残している方は、すぐに治療に取り組んでいけますね。

一方で、1人目を自然妊娠で授かっている方は「子どもは2人欲しいけど、いつかできるかな」と自然に任せてしまう傾向があります​。
中には、1人目が保育施設に通い始めて子育てに余裕が出てきたからやっと2人目を考え始めた方や、42、3歳頃になって年齢的なリミットから急にあともうひとり産みたいと思い始める方もいらっしゃいます。

不妊症の知識が全くないまま妊娠・出産を経てきている方は、クリニックへの受診に抵抗があったり、遅れがちです。しかし、その1人目のお子さんの自然妊娠が奇跡だった場合もありますよね。経産婦さんでも、不妊症については検査しないと分からないんです。

2人目不妊となる原因は?次のページ
 
14 件

妊活コンシェルジュ西岡有可「心と体と妊活と。」

「妊活コンシェルジュ西岡有可「心と体と妊活と。」」に関する記事をまとめたページはこちら。 with classでは、教育・住まい・時短術をメインに、暮らしをラクに豊かにする、共働き夫婦向けのトピックを発信中。

こちらもおすすめ

About 共働きを、ラクに、豊かに。

結婚しても、子供を持っても、自分らしく働き続ける女性にエールを!仕事と家庭を上手く両立させるコツ、忙しくも楽しい共働きライフを支えるライフハックが充実!

LINE 公式アカウント

お友達登録で、ファッション・ライフスタイルなどのお役立ち情報が毎週届きます!

QRコード

withmemberアンケート隊「with会員」募集中!

withのアンケートやプレゼントキャンペーン等にご参加いただく会員組織。会員限定のイベントへのご案内や、withからのお得な情報を受け取ることができます!