広〜いリビングにキッチン、せっかく住むなら「広い家」が良いと思う方が多いかと思いますが、実際住むとなると家賃も高くなるし、何がどこにあるのか把握するのも大変だったりと、意外と苦労も多いそう。
一方で、「狭い家」にはメリットがたくさんあります。
・掃除がラク。
・持てるモノの量に制限があるので必然的にモノと向き合うことができる。
・家族とも距離が近く、お互いの様子が分かる。…など
「今より広いところに引っ越せば、きっと快適な暮らしが送れるだろう♡」は間違いです!
今回は、賃貸アパート55㎡の3DKに家族6人で住んでいるという整理収納アドバイザー・「みくろママ」こと上山広美さんの著書『狭い家でも「ゆとりある暮らし」は仕組みが9割』から、「狭い家でも使える収納のコツ」をご紹介します!
▼こちらもチェック!▼
家族6人分の洋服を1カ所で管理。「ファミリークローゼット」
かつて広い家に住んだことがあります。そうすると、収納スペースも増えるので、それに従ってモノもどんどん増えていきました。モノがいっぱいあると、管理も大変、時間も取られるので自分がいっぱいいっぱいになってしまい、心の余裕がありませんでした。当時の私の頭の中は8割を家の管理のことが占め、残り2割でしか家族のことを考えられていなかったと思います。
そこであえて今の狭い家を選び、当時5人分のモノを工夫して管理していこうと決断したのです。その工夫のひとつがこれからご紹介する「ファミリークローゼット」です。ちなみに今の私の頭の中は、4割家族、4割仕事、家の管理は2割程度です。
個人の洋服はそれぞれ個人の部屋で収納しているご家庭が多いでしょう。我が家では、洋服やバッグは、全員のものを同じスペースで保管しています。ここを「ファミリークローゼット」と呼んでいます。「分散型」ではなく「集中型」の収納で、一部屋にまとめて6人分の衣類を管理しています。
ファミリークローゼットのメリットの1つは、「洗濯との連携のよさ」です。
我が家では、洗濯物をしまうのも家族全員でやっています。ファミリークローゼットは、洗濯物を干すベランダに一番近い部屋にしています。そうすると、家族全員が洗濯物を取り入れて、しまうまでの動線が短くなり、使いやすくなります。
また、衣替えも、一緒にみんなでまとめてやりたいので、クローゼットをまとめるとラクチン。家族全員の総量も把握できるので、洋服の増えすぎも防げます。
私の実家は、それぞれの部屋にタンスがある、いわゆる「分散型収納」をしていました。子どものころは、母が取り入れた洗濯物をいつもタンスにしまってくれていました。母はとても大変だったと思います。
しかし、いかにラクにして「子どもと向き合う時間を増やすか」ということを考えると、「分散型」よりも「集中型」のほうが時間が生み出せるのではないかと、今の形になりました。
我が家のファミリークローゼット。市販のハンガーラックを購入してつくりました。ファミリークローゼットは、「動線」に適った場所につくること。備えつけのウォークインクローゼットは動線が悪いことが多いので、使わないモノのたまり場になりがち。おすすめは、玄関と洗面所とリビングの中間。外に干す場合は、ベランダも近ければなおよしです。

引き出しは「フィッツケース」(天馬)を使用。基本はハンガーで吊す収納ですが、下着やパジャマなど
はこちらに。引き出しの中は多少、整っていなくてもOK。迷子がなければ問題ありません。整ってい
ないことにイライラしないように、ケースの前に壁紙シールで目隠しを。

掃除・収納・防災トピックス

「掃除・収納・防災トピックス」に関する記事をまとめたページはこちら。 with classでは、教育・住まい・時短術をメインに、暮らしをラクに豊かにする、共働き夫婦向けのトピックを発信中。
こちらもおすすめ
結婚しても、子供を持っても、自分らしく働き続ける女性にエールを!仕事と家庭を上手く両立させるコツ、忙しくも楽しい共働きライフを支えるライフハックが充実!
お友達登録で、ファッション・ライフスタイルなどのお役立ち情報が毎週届きます!

アンケート隊「with会員」募集中!
withのアンケートやプレゼントキャンペーン等にご参加いただく会員組織。会員限定のイベントへのご案内や、withからのお得な情報を受け取ることができます!