ローンの借り方が“家族の幸福度”を決める!共働き夫婦の【住宅ローン新常識】

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住宅ローンの借り方が家族の“幸福度”を決める!

私たちが知っておきたいお金の知識をお伝えする連載【知っておくと“人生安心”なお金の基本レッスン】。住宅購入費、教育費用、保険いろいろ、家計管理…… お金知識ゼロの人でもわかるように、詳しく丁寧に解説します! 

第12回目のテーマは、【共働き夫婦の住宅ローン新常識】です。


マイホームを買うことを検討し始めると、気になるのが住宅ローンの借り方ではないでしょうか。どんな住宅ローンを選ぶか、どんな返し方をするかで、人生最大のお買い物ともいえる住宅購入後の幸福度が変わってきます。

せっかく買ったマイホームを負の資産とすることのないように、住宅ローンの新常識をしっかりおさえておきましょう。

指南役は7歳と5歳の子どもを持つ“ママFP”の伊達有希子さん

伊達有希子

だてゆきこ/2013 年に独立系 FP 事務所を設立し現職。有料でのライフプラン作成や資産運用の提案等の FP 業務を中心に、執筆活動、セミナー講師としても活躍。わかりやすい生活設計の伝え方が、一般消費者より大変好評を得ている。 

【前回の記事はこちらから】

 

まずはここから!「住宅ローンの基本」を知ろう

住宅ローンとは、その名の通り「住宅を取得するために利用できるローン」のことを指します。居住用の土地・建物を担保に借入することができるため、何千万円という借り入れ額になるのが特徴です。

借り入れの際には審査があり、借り入れをする人と、物件の両面からの審査があります。住宅ローンの種類は大きく分けると2つあります。①銀行ローン、②フラット35の2種類です。それぞれの特徴を簡単にまとめましたので、ご覧ください。

<銀行ローン(民間ローン)>
銀行をはじめとする金融機関が、独自に取り扱っている住宅ローンです。メガバンクや地方銀行、信用金庫などを主な借入先とし、民間ローンという言い方をすることもあります。借り入れ条件や諸費用などは金融機関によってさまざまです。金利引き下げキャンペーンなどを行っていることもあるので、タイミングが合えば有利な金利で借りられることもあります。

銀行ローンのメリットとして、充実した保障のある団体信用生命保険を付帯できる点があります。その反面、審査が厳しい傾向もあり、手数料などが割高になるケースもあるので複数の金融機関の商品内容をしっかり比較検討することをオススメします。

<フラット35>
全国300以上の金融機関が住宅支援機構と提携して扱う「全期間固定金利型住宅ローン」です。大手の銀行をはじめ、ネット銀行や住宅ローンの専用会社でも取り扱われています。それぞれの金融機関や会社により金利や手数料が異なるため、フラット35であっても比較検討は必須です。

フラット35のメリットはなんといっても長期固定金利。返済期間中の返済額が一定という点です。返済額が一定ということは、家計とのバランスもとりやすいと言えます。また民間の金融機関とは異なる審査基準になっているので、民間で借入出来ないと判断された場合でもフラット35だと借り入れができるケースがあります。

長期間固定金利のため、変動金利よりも金利は高くなること、そして物件に関する性能条件を満たす必要があることがフラット35の注意点になります。

金利や団体信用生命保険のバリエーションなら銀行ローン(民間ローン)、返済額が一定など変わらない安心を取るならフラット35、というように一概にどちらがいいと判断できないというのが住宅ローンの難しさです。でも気をつけるべきポイントはあります。一緒にチェックしながら最適な住宅ローンを見つけていきましょう。

住宅ローンの選び方、5つのポイント次のページ
 
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