「“倫理観バグ”を起こしている男性の特徴、教えてやんよ」藤本シゲユキの一発逆転恋愛学【第105回】

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「倫理観のバグ」を起こしている人がいる

指摘しても直らないケースは多々ある

僕はこれを「倫理観のバグ」と呼んでいます。では、そもそもこの倫理観ってなんなのかというと、「社会における善悪の判断基準」であり、「人として守るべき道理」のことを指します。

日々カウンセリングをしていると、次のような質問をクライアントさんにされることが、以前は結構ありました。

「彼が嘘をつくのをやめさせる方法はありますか?」
「どうしたら彼は私と向き合ってくれますか?」
「彼の浮気をやめさせるにはどうしたらいいですか?」

他にもこういった「相手を変えるためにはどうすればいいか?」というご質問をいただくことがよくあったのですが、その度に僕はこう答えていました。

相手にその行いの何が悪いのかちゃんと一から説明して、理解を得た上で「やめてほしい」と言い続けなければならないと。

それで直らなかったら、その人の倫理観のバグは直らないから、我慢して付き合うか別れるかの二択になると。

相手に変わってほしいと願う人の中には、「自分が変われば相手も変わる」と思っている人がいるんですよ。

残念ながら、自分が変われば相手も変わるという言葉の意味は、自分の接し方が変わると相手の受け取り方や解釈が変わるので、対応に変化が生まれるというだけの話なんです。

つまり、表面的な接し方が変わるだけで、相手の人格まで変わるわけではないんですよね。

とくに、特定の行為に対して倫理観がバグってる人は、その行いに対しての罪悪感がないわけですから、この部分も人格の一部になっちゃうんですよ。

罪悪感がないということは、「なんでそれやっちゃいけないの? 他にもやってる人がいるじゃん」状態なので、こちらの接し方が変わったぐらいでは、直りません。

それこそ、子どもを躾けるときみたいに、何が悪くていけないのか具体的に説明して、何度も繰り返し指摘しないと、直らないんですよね。

ただ、これは相手が子どもだから、素直に受け取ってくれて直るケースが多いというだけの話です。

素直さを忘れた大人に倫理観のバグを指摘しても、ほとんどの場合が「なんでお前にそんなこと言われないといけないんだよ」で終わりです。

とくに僕たち人間は、大人になるにつれて言い訳を考えるのが上手くなりますから、多くの人が指摘されたことを直すことよりも、直さないで済む方法を先に考えてしまうんですよ。

それに、「自分のために言ってくれてるんだな」「自分のためにならないから直さないとな」と思うような人であれば、すでに人格が磨かれているので、倫理観のバグはほとんどありませんからね。

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藤本シゲユキ「一発逆転人間学」

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