感情労働は、習熟度に応じた作業効率が向上しづらい
感情労働に慣れるためには、表層演技と深層演技の習慣化が必要
そして感情労働は、肉体労働や頭脳労働と違って、習熟度合いに応じた作業効率の向上があまり見込めないという特徴があります。
つまり、慣れない人はどんなに長くその仕事に従事していても、感情労働に慣れることはないし、慣れてきたとしても、多くの場合は手際よく作業を進めることができないということです。
カスタマーハラスメントと呼ばれる、同じ日本人なのに日本語が通じないような人もいるわけですから、感情労働に慣れたところで、こういう人間を相手にするときの手際がいい作業なんて、あってないようなものなんですね。
相手の言い分をじっくり聞かないといけないし、とにかく我慢が必要というわけです。
さらに、仕事が終わった後も達成感や充足感などが得られないのも、感情労働の特徴です。
ほぼ連日に渡って、精神的な負担やストレスを負わなければならないので、なかなか疲れがとれないという特徴もありますね。
そんな感情労働に慣れるためには、表層演技と深層演技の習慣化が必要だと言われています。
表層演技とは、たとえ腹わたが煮えくり返っていたとしても、作り笑いやあいづち、腰を低くした態度などで、相手に不快感を与えないよう演技をするということです。
要するに、思ってないことを言動に表す演技ですね。
深層演技とは、本気でそう思い込むようになり切る演技のことです。
たとえば、友達のお母さんが亡くなったとします。
このお母さんのことを直接知らないから、それほど悲しくはないけれど、友達がすごく悲しんでいるから「自分も悲しまないといけない」と思い込み、する演技のことです。
藤本シゲユキ「一発逆転人間学」

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