昭和時代によくあった価値観の中で、「父親と母親が揃っていないと子どもがかわいそう」というものがあります。
当時はシングルマザーという言葉はなく、片親という言葉で片付けられており、離婚した女性に対して世間からの異様な風当たりの強さがありました。
なぜかと言うと、「結婚生活を全うすることができなかった忍耐のない人」「子どものためを思って我慢できなかった人」という目で見られていたからです。
そのため、どんなに夫婦仲が悪かったのだとしても、意地でも離婚しないという女性が多かったそうですが、この価値観というのは今考えるととんでもないものです。
父親と母親が揃っていないと子どもが可愛そうなのか?問題
これからお話することは、後ろ指を指されたくないために必死に結婚生活を我慢した女性にとっては、残酷な事実になると思います。
どういうことかと言うと、離婚したくてしょうがないのにそれでも我慢して結婚生活を続けた場合、誰も幸せになれないからなんです。
まず、幸福を感じるより我慢することの方が多いのだとしたら、その時点で幸せではありません。
「結婚は忍耐」と言う人がよくいますが、この言葉って「仕事はつらいもの」と同じなんですよ。
世の中には、楽しんで仕事をしている人もいるし、仕事が好きな人だっていますよね。
結婚もそれと同じで、「別に忍耐強さを発揮する場面とかそんなにないけどなあ」と思って夫婦生活を送っている人だっているのです。
もちろん、結婚すると1人で生活していたときのように振る舞えない部分はたくさん出てきますが、少なくとも円満な夫婦関係を送っていれば、結婚は忍耐だと思うことはそれほどないはずです。
藤本シゲユキ「一発逆転人間学」

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