「今の家賃とローン返済額が同じだから買える」は✖️!最新・住宅ローンの正解

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【今の家賃=毎月のローン返済額】の物件なら買える?!最新・住宅ローンの正解【共働き夫婦のお金の増やし方】vol.4

共働き夫婦の“お金あるある悩み”を解決する連載がスタートしました!「共働きなのにお金が貯まらない」「家を買うならペアローン?」「想像以上に教育費用がかかって将来不安」「夫婦でお金の話ができない」「忙しくて家計管理ができない」……親にも聞きづらい〈お金知識の基本のキ〉から、共働き夫婦の悩みをたっぷり聞いてきたベテランFP山中伸枝さんに教えていただきます。

第四回のお悩みは、「住宅ローンの組み方」。今後、金利が上がるとも言われている昨今、どう考えればいいのか、山中先生が教えてくれました。

前回の記事はこちら

 

【今回のお悩み】

「マンション購入を検討しています。住宅ローンをフルローンで組むのは問題ないでしょうか? 毎月の返済額は今の家賃と同じくらいに抑えられそうですが、今後、金利が上がると聞いて心配です」(31歳、夫婦と子ども1人)

「金利の上昇よりも心配なのは頭金がないこと。物件価格の1〜2割を用意できてから購入を検討しましょう」(山中先生)

――高額な物件でも月々の返済額が今の家賃と同じなら買えるのでは?と、その気になってしまいますよね。

いえいえ、それって落とし穴なんです。今の家賃は、今の収入があれば払い続けられる金額ということ。将来的にもこの金額が負担にならないとは言い切れませんよね。

子どもが成長すれば教育費もかかりますし、共働きとはいっても2人目、3人目の子どもを考えているなら、育休によって収入が減る期間もそれなりに長くなります。仕事の状況がどうなるのか、双方の両親に何が起こるかも予測がつきません。〈ローン返済額=今の家賃〉は、はっきりいえば危険。もっと余裕のある返済計画にすべきです。

気になるのは、なぜフルローンを希望されているのかです。ある程度まとまった貯金を手元に残しておきたいなどの理由があれば別ですが、もし、頭金にするだけのお金を貯められていないのだとしたら、ちょっと問題です。

30代で、貯金のほとんどない夫婦が35年のローンを組むのってとても大変なことです。まずは今まで、どれくらい計画的にお金を貯めてこられたかを振り返りましょう。あまりにも無計画でやってきていたとしたら、夫婦で話し合って毎月の貯蓄額を決めるところから始めます。

家の購入を目標にしてもいいのですが、そのためには「貯める力」が欠かせません。

「でも今後、金利が上がるなら今のうちに買いたい気もします」次のページ
 
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