皆さんは生理と同じようなタイミングに起こる出血で、「これは生理かな?」と悩んだ経験はありませんか? “生理の時期だけど、量が少ない気がする”“茶色い出血が始まったけど生理かな?”など一度は経験があるのではないでしょうか。また、いつも通りの生理のような出血でも実は妊娠によって起こる着床出血だった、ということもあります。
そこで今回は、生理について、そして生理以外の出血についてどのような違いがあるのか説明していきたいと思います。
目次
生理について
女性のカラダは毎月、卵巣で排卵が起こり、その後妊娠に向けて子宮の内膜は準備を整えていきます。しかし妊娠に至らなかった場合、妊娠のために準備された内膜は不要となるためその内膜は剥がれて外に排出されます。これが生理です。
つまり生理は内膜が子宮から剥がれ落ちているため、膜の様なものが排出されたり、血液のかたまり(コアグラ)などが排出されたりしますが、実は血液の量はあまり多くありません。
生理は決まった間隔できます。生理初日から次の生理までを生理周期と言い、正常な生理周期は25〜38日です。
その生理周期は4つの時期に分かれています。
まずは『月経期』です。月経期とは生理の出血がある時期です。
その時期が終わると『卵胞期』になります。この時期は卵巣の中で排卵に向けて卵胞が育つ時期をさします。
卵胞がどちらかの卵巣でしっかりと育つと排卵が起きます。これを『排卵期』と言います。
排卵後は黄体ホルモンというホルモンが分泌され妊娠しやすい環境を整えていきます。この時期を『黄体期』と言います。
そして妊娠が成立しないと内膜が剥がれ落ち、再び月経期を迎えます。
生理の出血は個人差もありますが平均で5〜7日程度続きます。
生理に似ている出血かも?
着床出血
着床出血とは受精卵が子宮内膜着床時に起こる出血です。子宮内膜に着床できると妊娠が成立するため、この出血が起こるということは妊娠の可能性があるということになります。
ではなぜ着床する時に出血が起こるのでしょうか。
実は受精卵が着床する時に内膜の中へ潜り込んでいき、この潜り込む時に子宮内膜が傷ついてしまうため着床前後に出血が起こります。
着床出血は生理予定日と同じ様な時期、もしくは少し早い時期に起こります。鮮血、茶褐色、おりものに混じって薄めのピンク色など経血には個人差があり、出血量は少量ですが2〜3日出血が続くため、そのため出血を見ると「生理かな」と勘違いすることが多いようです。
着床出血は妊娠成立時に必ず起こる(自覚できる)わけではありません。着床出血を自覚できる方の割合は少ないとされているため、着床出血を確認できなくても妊娠の可能性はあります。
排卵出血
生理と生理の間の排卵期頃に出血が起こることがあります。これを排卵出血(中間出血)と言い、お腹の痛みを伴う場合もあります。女性の月経には卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)が関わっていて、排卵期にはエストロゲンの分泌量が上下することで子宮内膜の一部が剥がれ落ちます。この時に少量の出血が起こるのです。
基礎体温をつけていると、低温期と高温期の境目の排卵期とこの出血がかさなることで、排卵出血であると予測することができます。基礎体温の変化で排卵がわかりにくい場合には、排卵出血かどうかの区別がつきにくいかと思います。基礎体温がバラバラであったり、ずっと低温期や高温期が続いたりする場合は無排卵での出血である可能性もあります。排卵時期以外にも出血があるなど、排卵出血との区別がつきにくい場合には受診をすることをおすすめします。
心と体トピックス

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