withonlineロゴ
心と体トピックス

切迫流産とは?原因・兆候や切迫早産との違いについても解説!

心と体

SHARE

流産と早産の違い

早産とは正期産より前の出産のこと。正期産とは妊娠37週0日から妊娠41週6日までの出産のことをいいます。日本では妊娠22週0日から妊娠36週6日までの出産を早産と呼びます。赤ちゃんがお母さんのお腹の外では生きていけない週数を妊娠22週と定義されているため、妊娠22週以降に亡くなった赤ちゃんを出産するのが死産、妊娠22週以降37週までの生児の出産が早産です。
 

流産の確率と年齢

一般的に、流産の原因のほとんどは「受精卵(胎児)の染色体異常」といわれており、残念ながら妊娠を継続する力がなかった受精卵ということになりますので、これによる流産は防ぎようがないものになります。

染色体異常の受精卵は、そのほとんどが着床しないといわれていますが、一定数の割合で着床後ご妊娠に至り、胎嚢や心拍が確認できても、その後流産してしまうということがあります。

女性の身体は、年齢を重ねるにつれ、生まれつき持っている卵子の染色体異常の割合が多くなりますので、ご年齢が高くなればなるほど、妊娠率は低くなり、流産率は高くなります。例えば、20代の流産率は約10~15%なのに対し、30代の流産率は約15~20%、40代の流産率は約40%前後です。

一方で、切迫流産は、正常な染色体の受精卵(染色体異常でない胎児)によるご妊娠でも、何らかの原因で胎盤や胎嚢の近くに出血が起きていると、流産のリスクが高くなります。切迫流産は、ご年齢に関係なく、どの世代でも起こりうる可能性があるものです。

この場合、無理をしてしまうと出血量が増え、流産の危険性が高くなってしまいますので、医師からは絶対安静という指示が出ます。安静を継続して問題がなければ、約70%の方が無事に出産まで至っています。

切迫流産の考えられる原因

切迫流産の原因として挙げられるのは、受精卵(胎児)の染色体異常のほかに、母体の内分泌異常(女性ホルモンの異常)や、甲状腺機能の異常、抗リン脂質抗体症候群などの血液の凝固機能の異常などが挙げられています。

また、子宮筋腫といって、子宮の筋層、漿膜下、粘膜下などに良性の腫瘍がある場合も切迫流産のリスクが高いといわれています。女性の約3割の方は子宮筋腫があるといわれており、場所や大きさによっては不妊症の原因にもなります。

そのほかに、子宮頸管無力症といって子宮の入り口にある子宮頸管の筋肉がうまく働かない場合、子宮口が開いてしまうことで胎児を支えることができなくなってしまい、切迫流産となってしまうことがあります。

ただし、このような疾患をお持ちでなく、もともと母体に何も異常がない方でも、原因不明の切迫流産になることがあります。切迫流産は原因が特定できないケースも多いのです。
次のページ>>切迫流産にみられる兆候や症状
 
42 件
カテゴリーの記事一覧

SHARE

RECOMMEND

AUTHORS