「消えたい」と思いながら登校していた。教室でひとりぼっち、コミュニケーションが苦手な私を救ってくれた一冊

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「いつも私を救ってくれたのは“本”だった」――。書評を中心にさまざまなメディアで活躍するフリーライター・さゆさん。コミュニケーションが苦手で、内向的な性格。仕事がうまくいかないときやアラサー時代の“焦り”、そして恋愛・結婚生活に悩んだとき……いつだって本がそばにいてくれて、本に救われてきた。そんな“悩んだときに救ってくれた一冊”をエピソードとともに綴ってもらいます。――あなたのその悩みを解決するヒントは、本にあるかもしれません。

いつも私を救ってくれたのは「本」だった

突然ですが皆様、「本」は好きですか? 読書は、人生を彩り豊かに、そして、時には心を温かくしてくれますよね。

私は過去に、図書館司書として働いていました。現在は、名もなきライターとして、書評を中心に文章を書いて暮らしているので、もちろん本は大好きです。しかし、読書に本格的に夢中になったきっかけは、「ひとりぼっちで暇だったから」という身も蓋もないものでした。

 

幼稚園の頃から両親に連れられ、図書館通いはしていましたが、中学生になると、読書より、部活や友達と遊ぶことに熱中しました。ですが、もともと、人と関わることや、コミュニケーションが苦手な内向的な性格の私。行事が多く、明るく前向きな生徒が多い高校に入学したのですが、その環境にどうしても馴染めず、休み時間に話をしたり、遊んだりする友達がいない時期がありました。その時に、「孤独で死んでしまう……」と思って、藁にもすがる思いで、再び手を出したのが読書だったのです。

思春期真っ盛りの高校生にとって、学校や教室というのは「世界の全て」と言っても過言ではありません。一人という現実がつらく、毎日「消えたい」と思いながら登校していました。

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