あんなに夫にイライラしていたのに――夫婦関係を変えたのは突然飼うことになった“猫”だった

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「いつも私を救ってくれたのは“本”だった」――。書評を中心にさまざまなメディアで活躍するフリーライター・さゆさん。コミュニケーションが苦手で、内向的な性格。仕事がうまくいかないときやアラサー時代の“焦り”、そして恋愛・結婚生活に悩んだとき……いつだって本がそばにいてくれて、本に救われてきた。そんな“悩んだときに救ってくれた一冊”をエピソードとともに綴ってもらいます。――あなたのその悩みを解決するヒントは、本にあるかもしれません。

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夫婦関係を変えたのは、猫だった

夫婦関係がガラリと変わったなと感じたのは、我が家の場合、突然猫を飼うことが決まってからでした。私たち夫婦は、4年住んだ東京を離れ、結婚5年目に、夫の地元である高知県で暮らし始めました。結婚5年目といえども、好きな食べ物や趣味、笑いのセンスなどさまざまな価値観が異なる我々。ぶつかることも多く、その度に「仕方がないか……」と、何となくうやむやにして乗り越えてきたのですが、そんな二人が“猫の愛し方”だけは同じだったのです。

出会いのきっかけは、ある晩親戚から私のもとに届いたLINE。「肺炎で死にかけたものの、何とか一命を取り留めた4ヵ月の子猫がいる。でも悲しい事情で飼い主がおらず、飼ってもらえないだろうか?」とのメッセージとともに、子猫の「マンチカン」の写真も添付されていました。写真を見ただけで、子猫のあまりの可愛さに大きな衝撃を受けた私。これまで猫を一度も飼ったことがないのにも関わらず、メッセージを見た数秒後には「うちで飼います!」と返信していました。動物好きの夫も、猫を迎えることに大賛成してくれて、引き取ることとなりました。

 

……といっても、我が家はペット禁止のアパート住まい。普段は何をするにもひどく腰が重い我々ですが、すぐに引っ越さねば!と、8月の猛暑の最中、二人でペット可の物件を探し回りました。しかし、なかなか良い家が見つからず途方に暮れていると、夫から超大胆な提案がされたのです。

「もう猫のために家を建てようか!」

今思えば思い切った決断。でも、それほど私たちの猫に対する想いが強かったのです。そして半年後、本当に、キャットドアやキャットタワー、大きな窓がついた“猫様御殿”という名の我が家が完成したのでした――。

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