皆さん、こんにちは。竹田有里です。
東日本大震災から10年が経ちました。
SDGsの取り組みは、街や経済の再生など地域復興に大きく寄与するんですよ!
さて、国連が2030年までに掲げた17の目標「SDGs」を、どのようにキャリアやライフスタイルと結びつけたらいいのかわからない、そもそもSDGsってどういう行動を指すの? という声がよく聞かれます。
with世代の皆さんにSDGsを身近に感じてもらえるよう、同世代女子のサクセスストーリーをご紹介します。
with世代のサクセスストーリーに密着

東京から新幹線で約1時間。新富士駅を降り立つと、美しくそびえ立つ富士山と、美と知性のオーラで輝く女性起業家・渡邉美穂社長がお出迎え!
静岡県・富士宮市。
渡邉さんは大学卒業後、都内での就職ではなく、祖父の代から経営している富士宮市の紙加工業「旭紙工所」に入社し、常務取締役として経営のノウハウを一から学んでいます。
一方で、渡邉さんは、富士宮を女性が活躍でき(SDGsゴール5:ジェンダー平等を実現しよう)、地元の雇用を守る(SDGsゴール8:働きがいも経済成長も)ことで、何世代もの人たちがずっと住む街(SDGsゴール11:住み続けられるまちづくりを)を創っていくと、日々奮闘しているんです!
その一つの取り組みとして、富士宮の魅力がふんだんに詰まったコスメを開発し、今注目を集めています。

紙加工業からコスメブランドを設立!?
そんな仕掛け人の渡邉さんにサクセス秘話をを聞きました。
そもそも家業として、代々、紙加工業を営んでいる渡邉さん、コスメに携わることになったきっかけは何だったのでしょうか?
「ペーパーレス化の流れが進み、経営に危機感を抱きました。日々新規事業を模索していたところ、化粧品のOEM事業(他社から受託し他社ブランドを製造する)に縁あって辿り着きました。敷地内には地下水源があり富士山の水が毎分200リットル流れていたり、工場内は食品用紙の加工をしていたことからクリーンな作業環境や品質管理体制が整っていたりと、化粧品事業に新規参入するにあたり、適した環境や土台が備わっていました。また、OEM事業を進めていくなかで自社ブランドのコスメを作ることで、地域の魅力を発信したいという想いが芽生えました」

モッチモチ麺にイワシの削り節がたまらん!
なぜコスメで地域の魅力を発信したいと思ったのでしょうか?
「地元の友人たちは、『働きたい会社や仕事がないから』と富士宮市を出てから戻ってこないんです。確かに、街を見渡すと、活気があまりなく若い人たちは少ない。でも、市外から訪れるお客さんや観光客は、『いい街ですね』と褒めてくれます。富士宮の魅力を伝えきれておらず、そのための資源が少ないと感じました。焼きそばだけじゃないんです!(笑)」
家業の紙加工業で働く傍ら、富士宮市の美を研究し、まちおこしを目指すNPO団体「美マチラボ」にも所属したことで、やきそばだけではない富士宮の魅力をより広く知ってもらいたい、また自社ブランドのコスメで地域の魅力の発信に貢献したいと思うようになりました。
そう! 富士宮市は“美まもりの街”なのです!
富士山の主祭神であるコノハナサクヤヒメ(木之花咲耶姫)は、富士宮本宮浅間大社で祀られています。コノハナノサクヤヒメは、一目惚れされるほど大変美しく、美の象徴として、地域の人たちに崇められているとか。
「木花」という名から桜が御神木とされていて、富士宮本宮浅間大社境内には500本もの桜の樹が植えられ、春には桜の名所として賑わっています。
さらに、日本人なら誰でもが知っている「かぐや姫」。実は、富士市に伝わるかぐや姫の物語では、かぐや姫は最後に月に帰ってしまうのではなく、富士山に登って消えてしまうという逸話が残っているんです。

咲良守は富士山をかたどっていて、桜の刺繍と「美」の文字が! 全ての願いが美しく花咲くようにという思いで作ったんだそう。
ママジャーナリスト竹田有里のゆるSDGs

「ママジャーナリスト竹田有里のゆるSDGs」に関する記事をまとめたページはこちら。 with classでは、教育・住まい・時短術をメインに、暮らしをラクに豊かにする、共働き夫婦向けのトピックを発信中。
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