with girls
written by スターメンバー 江坂夏海
16.May.2016

ヨーコさんの“言葉”それが何ぼのことだ

『美人じゃないと思っているたくさんの同志たちよ、
私たちはいばらの道を歩いてきた』

✳︎

『100万回生きたねこ』の絵本作家
佐野洋子さんの著書「ヨーコさんの言葉」を読みました♡



ヨーコさんのお茶目で飾らず、歯にきぬ着せぬ“言葉”がぐんぐん心に沁みてきます。



名エッセイとたくさんのイラストがまとめられていて、
まるで大人向けの絵本のよう。
幼い頃『100万回生きたねこ』を何度も繰り返し夢中で読んだことを思い出しました。
肩の力を抜いて読めるので、本が苦手な方や、活字に追われて疲れた方にもおすすめです。

せかせかと忙しい毎日にふと立ち止まり、生きることについて、そして死んでいくことについてヨーコさんの言葉は私たちに語りかけ、考えさせてくれます。

冒頭に引用した言葉
『美人じゃないと思っているたくさんの同志たちよ、
私たちはいばらの道を歩いてきた』
の後には、美人ではない人は税金を安くしてもらいたいという希望だったり、いかに美人に見えるようにするか大変な苦労を重ねているかという同志たちの言葉が続きます。
共感しつつ、クスリと笑ってしまいました。


もう一つ、特に私が好きなヨーコさんの言葉を引用します。
『私が生きてきたのは根拠によるものではないのである。
世の中は不可解だらけで、不可解でなくなったら、私は生きていても面白くないにちがいないと思い、かぎりない不可解とかぎりなくめぐり遭うことをのぞんできた。
(略)
私が一番嫌なのは、これが真実これが真実とわめく事である』

生きること、人生に、世の中に、真実や答えなどないし、だからこそ面白い。
そう教えてくれているみたい。



『朝目がさめたら、風の吹くままに』

月曜日の朝は憂鬱だけど、
ヨーコさんの言葉を読んだらなんだか今日もなんとかやっていけるような気がしてきました。


夏海
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