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編集長が徹底リサーチ! 理想の“共働き”研究所

「花王」が「女性が働きやすい会社」ランキング常連になったのはなぜか?【編集長 がリサーチ! 理想の“共働き”研究所】

仕事
今年1月に「共働きwith」の立ち上げを決めて以来、それまで以上に女性の働き方や企業のあり方などに興味を持つようになりました。その一環でチェックしていたのが、経済誌などが調査し発表する「女性が働きやすい会社」「女性が活躍している会社」といった女性と仕事に関するランキング。見ているうちに、私はあることに気づいちゃったんです。どのランキングにもほぼ必ずといっていいほど「花王」が入っていることに! ビオレ、8✕4、アタック、マジックリン、アジエンスなどなど、挙げ始めたらキリがないほど、誰もが知る商品を作り続けているあの「花王」です。なぜ「花王」が女性にとって働きやすい会社と評価されるようになったのか。し、知りたい! 早速、取材を申し込むことにしました。
 

女性だけでなく、すべての社員にとって働きやすい会社であってほしい

取材に応じてくれたのは、人財開発部門D&I推進部長の齋藤菜穂子(さいとう なおこ)さんと、同部のwith世代、鈴木映(すずき はゆる)さん。齋藤さんは数年前まで研究開発部門にいて、その後に人財開発部門へ異動されたという異色の経歴の持ち主。一方の鈴木さんは入社以来、人財開発部門で活躍。おふたりともお子さんがいて、育休を取得しながら、キャリアを続けている女性です。
ズバリ「花王」という会社がさまざまなランキングで評価されている理由って何だと思いますか?
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with世代である鈴木さんはご自身の実体験を交えながら取材に答えてくれました!
「ありがたいことに、女性が働きやすい会社、女性が輝ける会社として評価していただいています。いちばんといっていいのかわかりませんが、さまざまな制度があるだけでなく、それを使える、使うのが当たり前という風土ができあがっているのが大きいと思います。たとえば、女性の育休はもちろんですが、男性が育休取ることも特別なことではなくて当たり前、という認識が定着しています。女性が働きやすいということではなく、すべての社員にとって働きやすく、輝ける会社でありたいと思っています」(齋藤さん)

「私は昨年2度目の育休取得後に復帰しています。育休後は当然復帰するつもりで、仕事を辞めるという選択肢はありませんでした。まわりの同じような状況の先輩後輩も続けている人がほとんどなので、皆さん、私と同じ意識だと思います。実際に復帰するときは、もちろん大変だろうなとは想像していましたが、事前にお子さんがいる先輩社員との座談会で話を聞けたのは、心構えができてよかったですね。あと弊社では、職場復帰しやすいように、育休中も月一くらいで上長とメールのやりとりをするんです。たとえば部署内の異動について教えてもらったり、私からは子どもの成長状況などを伝えたり。休んでいる間の部内の動きを把握できていたことも復職のハードルを下げてくれました」(鈴木さん)

「メールのやりとりは、上司の側にとっても、部下の家庭やお子さんの状況を事前に理解し、復帰後の部内の体制など事前に考えておけるので、助かっているという声を聞きます」(齋藤さん)
確かに育休中の社内の動きをわかっていないと、それを把握するだけでも大変だから、いい制度ですね。しかもメールのやりとりなら、何かシステムを入れるとか、難しいことではないので、どこの会社でもすぐに真似できそうですね。
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仕事と子育ての両立を助けてくれたアイテムはサーモスの保温鍋だという齋藤さん。「忙しい日々の食事作りをなんとか乗り切れたのは、野菜を切って入れておけば、帰ってきたときに一品できあがっている保温鍋のおかげです(笑)」
「そのほかにも座談会は、人数やメンバーの年次などを変えて、さまざまな形で開催しています。ロールモデルとなる先輩社員1人と後輩社員3人の少人数で語らう“キャリカフェ”という座談会もあるんです。規模が大きく、人数が多いとなかなか話をしにくいという人もいますよね。なので、もっとざっくばらんに話せる場として少人数の“キャリカフェ”を始めました」(齋藤さん)
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岡本朋子/with online編集長

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