withonlineロゴ
編集長が徹底リサーチ! 理想の“共働き”研究所

「花王」が「女性が働きやすい会社」ランキング常連になったのはなぜか?【編集長 がリサーチ! 理想の“共働き”研究所】

仕事

自社の社員だけでなくパートナーも参加できるセミナーがある!?

同じ会社の中で、すでに家庭と仕事を両立している人のリアルな話が聞けるのはありがたい機会ですよね。でも、自分が準備して、会社が理解してくれていたとしても、やっぱりパートナーの協力があまり得られないと、両立は難しいかも……。
「本当にそうですよね。いちばん重要なのはパートナーの理解と協力だと思うのですが、弊社では、そのために育休からの復帰前に、花王にお勤めでないパートナーも同席できる『復職前セミナー』を催しています。仕事と家庭生活をただ両立するだけじゃなくて、意欲高く、いきいきと働くためにはどうしたらいいかを専門家を講師に招いて講演してもらっています」(齋藤さん)

「私も復職前に参加しましたが、講師が男性の方なので、女性の一方的な思いを伝えるのではなく、男性目線でパートナーに語ってくれるので、受け入れやすいようです。実はこのセミナーも10年以上前からやっているんですよ」(鈴木さん)
パートナーも同席するセミナーを10年以上前から!? 素晴らしいですね。実際にセミナーに参加するパートナーの割合はどれくらいなんですか? 
「もちろん必須のセミナーではないのですが、だいたい8割くらいの方が参加されることが多いと思います。私も夫とともにセミナーに参加し、その後も理解と協力してもらうために少しずつ説明し続けてきたんです。そうしたら、夫の会社で育休を取る方が出たときにも、それを当然という認識で話していたのを見て、『私の教育の成果だな』と思えて嬉しかったです(笑)」(鈴木さん)

「鈴木さんのパートナーのように、意識から変わってくれたというお話を聞けると嬉しいですね。まだまだ無意識には『女性は子どもができたら仕事を辞めるもの』と考える人は男性にも女性にもいますし、それ以外にも育児は女性が中心になってする、家事は女性、家族を支えるのは男性の役目といったような無意識の偏見(アンコンシャスバイアス)はあります。

誰にとっても働きやすく、輝ける会社であるためには、女性の働きやすさはもちろんですが、すべてのアンコンシャスバイアスを取り払う取り組みをしていかなくてはいけない
んですよね。弊社でもまだ始めたばかりですが、アンコンシャスバイアスをなくすことにも本気で取り組んでいます」(齋藤さん)
素晴らしい取り組みですね! 花王さんが本当に人を大切にしているのがわかります。
「人を大切に考えていることは会社の理念にもなっていますし、部署名をご覧いただけるとわかるのですが、弊社は『人材』ではなく『人財』と表記します。社員を財産と考える会社の指針の表れなんです」(齋藤さん)
花王さんの意志を感じました! 発声すると同じですが、そこに込められている意味は格段に違う……! もう、日本全体がこの言葉を採用したらいいのに! 花王さんの『人財』に変えた方がいいですね!
次のページ>>お二人が超個人的に勧める、共働き家庭に一押しの便利商品とは?
38 件
カテゴリーの記事一覧
pattern_1

岡本朋子/with online編集長

この著者の全ての記事を読む

SHARE

AUTHORS