仕事・働き方
行動心理士 長谷川ミナの「OLセラピー」
25.Mar.2018

気を遣い過ぎる・疲れる人へ。職場でストレスをため込まないための3つの心理学的対処法

アラサー行動心理士 長谷川ミナの『OLセラピー』第15回目の配信です。

人間関係の悩みはどこに行っても誰にでもある、当たり前のこと。

『OLセラピー』では、よりよいOL生活を楽しんでもらうために、「疲れない心」を育てていく連載です。
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Ⓒyukaco tomioka


さてさて、今回ご紹介するのは「気を遣い過ぎてしまうこと」に対するお悩みです。

今回のお悩み

わたしは気を遣い過ぎてしまう性格で、今の職場でも常に気を遣ってしまい毎日疲れ切ってしまいます。私はどちらかと言うと口下手でコミュニケーションが不得意です。
そのため職場の人に苦手意識を持って壁をつくってしまいがちです。存在感が薄いせいで忘れられてしまうこともしばしばあります……。
自分はどうのように振る舞えばよいのでしょうか?
(24歳・建設・Aさん)

会社でずっと気を遣ってしまうというAさん。そもそもなぜ気を遣い過ぎてしまうのでしょう?

「関係が悪くなる」「居場所がなくなってしまうかも」、という不安が強すぎるあまり、「相手を傷つけないように」、「嫌われないように」と異常に相手を意識してしまっているのかもしれませんね。

常に相手を観察・警戒している状態ですから、それは疲れてしまいますよね。
Aさんのように自分で壁をつくってしまうという人は、無意識のうちに自分が傷つかない方法を取っている傾向にあります。

このままではさらに周囲との溝が深まり、ストレスをため込んでしまいます。
まずは自分の状況を知り、できるところから変えていきましょう。

では、「気を遣い過ぎない」ための3つの方法をご紹介します。

・自分の個性を認めてあげる

・自分にとってプラスの気遣いだけを活かそう

・笑顔&挨拶から始めよう


自分の個性を認めてあげる

Aさんが気を遣い過ぎてしまうのは、「自分は受け入れられないのではないか」という不安が根本的にありますが、第8回(https://withonline.jp/lifestyle/life-secret/WrZ8s)でもご紹介したように、“評価基準を周囲に求め過ぎている”ということが一つの原因です。

つまりAさんは職場で常に“他人の目を意識”してしまっているのです。
そうすると周囲からの目線が最優先になり、自分を見失ってしまう危険性があるので注意が必要です。

そもそも人間関係に正解はありませんので、気を遣うこと自体が正しくないということではありません。

まず大切なのは自分を受け入れこと

人には必ずしも得意なこと、不得意なことがありますので、苦手なことがあるのは当たり前のことなのです。

人の性格には「外向型」「内向型」の2つがあると心理学では提唱されています。
外向型な人は、他者とのコミュニケーションや外部の刺激などに興味関心が向かいやすいく、内向的な人は、自分の内面にある思考・想像などに興味関心が向かいやすい、という特徴があります。

内向型の人は自分の頭の中の考えを慎重に話そうとするため、口下手になってしまう人が多い特徴があり、その点ではAさんも内向型の思考があるのかもしれません。

しかし、内向型の人は、観察力に優れ、リスクに慎重に対処することができるという強みもあります。
気遣いができるAさんは、観察力が鋭いのでしょう。
このように自分の長所を見出して、伸ばしてみるということも重要です。

まずは、自分は内向型の人間なんだ、と受け入れ、どちらが優れている劣っているということはなく、それは個性なんだと受け止めましょう。

それでは実際に、Aさんがストレスをため込まないように、無理のない範囲で次のアクションにうつしてみましょう。


自分にとってプラスの気遣いだけを活かそう

物事を見る枠組みを変える「リフレーミング」を利用しましょう。
「気を遣い過ぎてしまうダメな自分」と捉えるのではなく、あくまでも「気になることが多いタイプ」と捉えるようにしましょう。

それから、気にし過ぎてしまう自分を客観的に見つめ、
気にし過ぎるのはどんなときか、その気遣いは自分にとって負担なのかどうかなどと、分析してみてください。

例えば、気を遣うことによって仕事の見直しができた、ということに繋がれば効果的ですが、ただ自分を苦しめるだけの気遣いは逆効果です。
Aさんのエネルギーを無駄に消費し、ストレスだけが残ってしまうでしょう。

このように、“自分の気持ちを軸”に考え、気を遣うことで自分を苦しめてしまうことには“見切りをつける”ことも大切です。

自分にとってプラスの気遣いだけを活かせるように、まずは自分の行動を振り返ってみましょう。

笑顔&挨拶からコミュニケーションをとってみよう

Aさんは、苦手な人に壁をつくってしまうということですが、仕事においては自分が困ってしまうことも多いはずです。

また、Aさんの苦手意識は相手にも伝わりますし、周囲にその空気が伝わってしまうものです。

ここは“自分の仕事のため”と割り切り、普通の態度で接するようにトライしてみてください。
まずは、「笑顔」でいることと、「挨拶」をするように心がけてみてはいかがでしょう。
笑顔で挨拶ができる人は存在感が際立ちます。多くの人に存在承認を与えるがゆえに、多くの人からの存在承認が返ってくるからです。
「おはようございます」「お疲れ様です」などの基本的な挨拶がしっかりできるようになると、周囲からの認識がみるみる変わります

さらに存在感を高めるには、行動するときに声を出すことです。
出掛ける時には大きな声で「打ち合わせに言っていきます」、食事に出るときは「お昼の休憩、お先に失礼します」などと、言うように心がけてみると良いでしょう。
席にいるのかいないのか、はっきりしないという周囲の認識を自ら変えてみてください

特別なことをする必要はなく、基本的な関わり方をまずはしてみる、ということから始めてみましょう。

一歩勇気を振り絞って“自己開示”をすることで、弱みを分かち合える人が現れたり、
元気に挨拶をしてみることで苦手意識のあった人から話しかけられたりと、意外とすんなり受け入れてくれるものだったりします。


ということで、

今回の合言葉は「挨拶を元気に!」です。

ではでは、皆さまのよき日々を願って……♥

また来週!

皆さまの職場でのお悩みを募集しています!
同僚のこんな言動に悩まされている、 こんな状況のときはどうしたらいい? など、ささいなことでも構いませんので教えてください!

▼受付中~!
https://jn.kds.jp/with/6436/

PROFILE
著者:長谷川ミナ
アラサーの行動心理士。日課は瞑想すること。祖母譲りの強い直感で分かるオーラに加え、行動から見える他人の心理を読み取り、皆さまの日常の悩みやモヤモヤを紐解いていきます。
http://profile.ameba.jp/hasegawa37/


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