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「コミュ力の高い人=長時間話すことができる人ではない」会話に自信がない人がやりがちな“勘違い”とは?【青木源太インタビューvol.1】

元日本テレビのアナウンサーで、2020年10月からフリーアナウンサー、司会者として活躍する青木源太さん。with onlineでは、趣味の一つである「投資」について語っていただく連載をしていただいていますが、そんな青木さんがこの度書籍を発売! 『口ベタな人ほどうまくいく たった1日で会話が弾む! 話し方のコツ大全』(宝島社)は、口ベタな人や、コミュニケーションに悩んでいる人に向けた一冊。青木さんが日テレアナウンサー時代に学んだことや経験から、会話が弾む方法や相手にきちんと伝える方法などを紹介しています。発売を記念して、青木さんにインタビューを実施。全3回にわたってお届けします。

第1回目はコミュニケーションで一番大切なこと、場数を踏むことの重要さについて。

コミュ力の高い人=長時間話すことができる人ではない

――学生時代は話し上手なほうではなく、場を盛り上げてまわすタイプでもなかった、と「はじめに」に書かれていたのは意外でした。

青木源太さん(以下、青木) 今も、自分が特別話し上手だともコミュ力が高いとも思っていませんが、だからこそ、口ベタで悩んでいる方に向けてお伝えできることもあるかもしれないな、と思ったんです。まず皆さん、「話し上手でコミュ力の高い人」って、「おもしろい話を流暢に長時間話すことができる人」だと思っていませんか?

――思っていますね。

青木 僕も、昔はそう思っていました。でも、コミュニケーションって双方向から成立するものなので、一人が心地よく話すことができているなら、聞き役のほうも高いコミュニケーション能力を発揮しているということなんですよ。むしろ、すぐれた聞き役であることのほうが大事かもしれない。日テレのアナウンス部にも、「話し上手は聞き上手」という言葉が代々受け継がれています。

――本書にあった、〈相手の話は8割に、自分の話は2割に抑える〉という言葉にもはっとしました。

青木 どうしても「自分が話さなきゃ」「盛り上げなきゃ」って思ってしまうかもしれないけれど、そうじゃないんです。まず聞く、というのがコミュニケーションを取る上では一番大事だと僕は思います。そして、質問に対して返ってきた相手の言葉をちゃんと受け止め、また聞いていく。

――〈口を挟みたくなっても相手の話は最後まで聞く〉というのも、耳が痛いなあと思いました。

青木 「そうそうそう!」って話を遮りたくなってしまいますからね(笑)。でも、相手が言い終える前に話を奪って、自分のものにしてしまうと、相手はマウントをとられているような気持ちになってしまう。かといって、安易になんでも「わかる」と共感するのも「あなたに何がわかるんだ」と不愉快になる人もいるから、危険。そのバランス感覚を磨いていくのが、コミュニケーション能力を高める第一歩だと思います。一朝一夕に話術を磨こうとするより、聞き上手をめざすほうがハードルも低いですしね。
――でも、ただ聞いているだけだといずれ沈黙が訪れるでしょうから、難しいです。〈「イエス」か「ノー」で終わる質問をしない〉とも書かれていましたが、会話を弾ませる質問にもテクニックがいると思うんです。

青木 そうですね。ただ、相手の話をちゃんと聞いていれば、共感できる部分や自分との共通点はいくつか見つかるはず。何もなかったとしても、相手の話に興味をもって聞いていれば、深堀りできる要素はあるはずです。たとえばスポーツ選手の中には自分のことを話すのが苦手、という方もいらっしゃいますが、質問の投げかけようによっては、内側に抱いているものをご自身の言葉でちゃんと語ってくれますから。

――先日Twitterで、オリンピックの試合後に内田篤人さんが選手・監督にインタビューされていた場面に触れていましたね。〈秀逸すぎて今後のスポーツ中継の流れを変えていく予感すらある〉と。

青木 すばらしかったですね。相手との距離感をはかりながら、表情も見極めつつ、踏み込むべきところに踏み込んで……端的、かつ、芯を食う質問をされていた。自身が競技に関わっていたからといって優れたインタビュアーになれるわけではないので、内田さんの才能なんだと思います。この先、もし試合に負けて相手がウェルカムムードではない場面が訪れたとき、内田さんがどのようなインタビューをされるかは、ちょっと注目しています。
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