学び・仕事
#おしゃれOLさんのスキルアップ

「『さしすせそ』のような気遣いテクは誰のためにもならない」 転ばぬ先に知っておきたい「女子力」や「非モテ」について

「男性学」から学ぶ、今よりもっと快適に働くためのヒント Vol,3

日本の政治家はおじさんばかりだし、民間の上場企業においても女性役員の比率はわずか7.4%。男性優位社会で働くwith世代が不利益に日々気付かされている一方で、男性側にも意識の変化が。さまざまな困難や葛藤に直面しているのは私たちだけじゃなかった!?

“男の事情”も知り、その背景にある社会の構造にも目を向ければ、今よりもっと快適に働くためのヒントが見えてきそう。そんな希望を抱きながら、日本の男性学の今を知る2人の識者に話を聞きました。

転ばぬ先に知っておきたい「女子力」や「非モテ」について

「さしすせそ」は誰のためにもならない

リーマン・ショックや東日本大震災によって社会全体が不安に包まれていた頃、日本で婚活ブームが起きる。女性たちは男性ウケする言動やファッション、ライフスタイルの研究に勤(いそ)しみ、メディアも「モテ」や「女子力」といった言葉をヘビロテしていた。

「『料理が上手くて家庭的』とか『飲み会でサラダを取り分けてくれる気遣い上手』とか……当時語られていた女子力って男性のニーズに徹底的に合わせることだったと思います。今でもその名残りがあって、昨年には小学生向けの本にまで女子力的なハウツーが掲載されていたことがSNSで話題になりました。

モテ女子になるためのテクニックとして『さしすせそ』(※「さすが!」「知らなかった!」「すごい!」などのフレーズ)や『オウム返し』(※男の子との会話を弾ませるテクニックとして紹介)がチョイスされていたのですが、性別役割を押し付け、ジェンダーの呪縛になりかねない内容を小学生に推奨するのは恐ろしいことですよね。

いつの時代も褒めてあげないと不機嫌になってしまう男性がたくさんいて、古今東西の女性たちが処世術として編み出したのが『さしすせそ』のような気遣いテクなのかもしれません。それは男性優位社会をサバイブするために必要だったと感じる一方、古くさい『男らしさ』を助長して、面倒なおじさんを再生産する要因のひとつになっている側面もあるかもしれない。

今、僕と同じアラフォー世代の書き手には、自分たちが若い頃に吸い込んでしまった女子力的な文化を下の世代には受け継がせまいと、内省的な視点でメッセージを発信している女性が増えてきているように思います」(文筆業、恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表 清田さん)
pattern_1
40年のwithの歴史の中でも、「モテ」や「女子力」といったキーワードで男性ウケする言動をマナーの一つとして提案してきた時代があった。当時は世の中をサバイブする方法だったのかもしれないけれど、令和ではもうやめたい。
次のページ>>いもしない架空の女性を使って男が男を脅す
26 件

キーワード

急上昇キーワード

新着記事

あなたへのおすすめ