学び・仕事
#おしゃれOLさんのスキルアップ

【“おじさん”にはどう対処すればいいのか?】性差別的な価値観を後世に受け継がないために、私たちができること

「男性学」から学ぶ、今よりもっと快適に働くためのヒント Vol,2

日本の政治家はおじさんばかりだし、民間の上場企業においても女性役員の比率はわずか7.4%。男性優位社会で働くwith世代が不利益に日々気付かされている一方で、男性側にも意識の変化が。さまざまな困難や葛藤に直面しているのは私たちだけじゃなかった!?

“男の事情”も知り、その背景にある社会の構造にも目を向ければ、今よりもっと快適に働くためのヒントが見えてきそう。そんな希望を抱きながら、日本の男性学の今を知る2人の識者に話を聞きました。

この社会で仕事をがんばりたいから

ひとりひとりが持ち場で社会になじむ努力をして女らしさや男らしさができてきた。特定の誰かが悪いわけじゃない。だけど、この社会でずっと働きたいから。そろそろ「役割」の棚卸しを始めよう。

セクハラやパワハラの構造を学び、自分も陥らないように活かしていく

「男は仕事、女は家庭」という意識で日本の高度経済成長を支えてきたおじさんは、男女の役割意識がアップデートされないまま、仕事の場から女性を排除したがることがあったりする。

「性差別的な価値観を後世に受け継がないためにも、性別によらない若手同士の繫がりで問題意識を共有することが大切」と語るのは、恋愛とジェンダーに関するテーマの執筆が多い文筆家の清田隆之さん。

「近ごろは部署や会社の垣根を超えてジェンダー問題を学ぶ有志の集まりが増えています。権力者によるセクハラやパワハラの背景には何があり、どう対処すればいいのか?

みんなで問題意識を共有するなどして連帯を作っておけば、会議の場で上司が性差別的な発言をしたときに声をあげられるかもしれない。『そう感じたのは自分だけじゃない』という感覚は勇気につながると思うので。

女性や部下に反論されると『メンツを潰された』と激高するおじさんもいるだけに、黙る、苦笑いという選択をしがちだと思いますが、そこを突き破るためにも日頃から備えておくのが大事かも」(清田さん)
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日刊スポーツ/アフロ
今年2月、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長が「女性が入ると会議に時間がかかる」という主旨の発言をした。日本社会に根強く残る女性差別を象徴するような発言であると、国内外で批判的な論調で報じられた。

これまでのおじさんとは違う方法で会社の中で認められる、新しいやり方を作ればいいと思います

女性の管理職が少ない日本の企業で昇進するためには、おじさんの流儀に倣(なら)って社内政治に参加する必要がある? 社会学者として男性性の歴史を研究してきた澁谷知美さんに聞いてみました。

「根回しや相手のメンツを重んじる男性流が自分の性格に合っているなら、そのスキルを身につければいいと思います。ただ、無理に“男勝りの女”になろうとしたり、おじさんに重用されるような補助役のキャラクターを演じたりする必要はありません。

根回しとは反対の、誰にとっても平等でオープンな会議を実現する方法も必ずあると思うし、それによってこれまでよりも議論が活性化する可能性もあるわけで。

これまでのおじさんとは違う方法に賛同してくれる人も少なくないはずです。自分が納得できて、周りも認めてくれるような方法を探すことを諦めないで欲しいですね」(澁谷さん)
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