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梶裕貴「そのくらい“一寸先は闇”なんです」人気声優が語る“声優業”のシビアさと面白さ

トップをひた走る人気声優が語るプロ論

きっと誰もが聞いたことのある声の持ち主、梶裕貴さん。14歳で声優を志し、まっすぐにその道を歩いてきた“声の芝居のプロ”である一方、アパレルブランドのプロデュースやYouTubeなど活躍の幅を広げている。その裏には「すべての経験を声優に生かせる」という深く熱い思いがあった。

声優って何者にでもなれる「声の役者」

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[梶裕貴]着用衣装/すべてスタイリスト私物
様々な役柄を声だけで演じ、キャラクターに命を吹き込むのが声優の仕事。梶さんはそんな声優業の面白さを「声の表現ひとつでキャラクターの見た目も年齢も、性別すら超えられること」と言う。

「極端な話、生き物以外の“抽象的な存在”みたいな役でも。感情を言語としてだけではなく、音ひとつ息ひとつで伝えられる、それも声優ならではの魅力ではないでしょうか。この話をすると驚かれるのですが……基本的にアニメ作品は、5〜6番手くらいまでの役はオーディションで決まります。

『ぜひ梶さんで!』とオファーをいただける場合もありますが、そんな機会はごくごく稀。声優業って、そのくらい“一寸先は闇”なんです。どんなにキャリアを積んでも、一生ご飯を食べていけるという保証はないんです。役のイメージと声・芝居がマッチしていれば受かりますし、どれだけ人気があっても、その役に相応しくなければ選ばれない。とてもシンプルです」
「オーディションを受ける段階から、設定資料やキャラクターのビジュアルを自分の中に落とし込んでお芝居をするので、合格してから『声を変えてください』と言われることはありません。ただ、オーディションの現場で、直接『もっと若く』とか『ナイーブに』と求められることはありますね。そういった演出に的確に対応することができて、はじめて役をいただけるわけです。

アニメに吹き替え、ゲームやラジオ、ナレーション。本業に加えて、最近では宣伝プロモーションの為のテレビ番組出演など、様々なメディアでの仕事があります。それを除いても、アフレコだけで、多い時には一日に4〜5役演じ分けることも。帰る頃には、体力的にもメンタル的にも擦り減っていることは多々ありますね。役やシーンごとに、瞬時に自分をチューニングする“切り替え力”は、声優に求められるスキルのひとつかもしれません。演じるキャラクターや目指す芝居によって、そこを繊細に調整していきます」

PROFILE

かじ・ゆうき/1985年9月3日生まれ。東京都出身。高校在学中に事務所主催のオーディションを受け特待生として合格し、養成所に入所。2004年にゲームで声優デビュー。代表作に『進撃の巨人』のエレン・イェーガー役をはじめ、『七つの大罪』のメリオダス役など。昨年WOWOWオリジナルドラマ『ぴぷる~AIと結婚生活はじめました~』で実写連続ドラマ初主演を果たした。

劇場版アニメ 『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』 公開中!!

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©2021「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 ©堀越耕平/集英社
原作シリーズが世界累計5000万部を突破し、圧倒的な人気を誇る『僕のヒーローアカデミア』。その劇場版アニメ第3 弾が8 月6 日(金)全国東宝系にてロードショー。梶裕貴さんは、メインキャラクターの轟焦凍役を担当! ぜひお見逃しなく。

続きはwith9月号でお楽しみください♥

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撮影/峠 雄三(人物)、水野昭子(静物) スタイリスト/SUGI(FINEST) ヘア&メイク/中山芽美(e-mu) 取材・文/吉井のり子 構成/佐藤美穂 デザイン/マッシュルームデザイン 撮影協力/AWABEES、TITLES

●再構成with online編集部  ●商品情報はwith2021年9月号発売時点のものです。
 
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